のっけから蟹がつぶやく
ぶくぶくぶく
宇宙からの果てしない探索なのだ
熊が山から下りて来て探してゐる
私は端のほうで
そこは地梨が流れてくる通り道になる
石を捲めくられでもしたらお終いだね
宝石のやうな鳥が時たま翔んで来て
水面近く、顔を映してそれでさっとお空へ消へてゆく
あゝ、のんびりしているなあ
蟹は鋏を立てゝ
どちらかが大きくて、どちらかが小さいと云ふことはない
濡れ衣だ
わたしたちはみんな濡れてゐて
地球の大気の中ではみんな濡れてゐて
みんな明日はどこに行ってしまうかあてにならないから
同盟です
私たちは共につながってゐるのですから
聞く耳を持って下さい
ぶくぶくぶく
さうして最期の晩餐がやって来て
わたしと山女はさっとカワセミに攫われていって
水面からどんどん高く離されてゆく時に
大きな熊が川に足を踏み入れすぐそばまで来ているのを見てゐた
倉石智證
これが世界の現実なんだ。
No, this is NOT Hiroshima in WWII--This is Homs, Syria...today
■14,1,30南シリアのヤルムーク難民キャンプ内で長蛇の列を成している。
ヤルムークのキャンプには18,000人以上の難民がおり、多くが餓死しようとしている。
このキャンプはもともと
1948年に、アラブ・イスラエル戦争から逃げ出したパレスチナ難民を収容するために建設された。
(THE WORLD POSTNick Robins-Early)
こういう隙間から当然「イスラム国」のやうなものが生まれて来る。
安倍首相の「積極的平和主義」が試されている。
首相が「国際社会と=米国のこと」社会との連携を強めながらテロ組織に───
声高に云へば云ふほど、日本国内でもテロが起こり得る環境が整えられてゆく。
米欧などのやうに「普通の国」になればなるほど、
“敵の味方は=敵”ということになるのだ。
それにしても「積極的平和主義」はあまりにも地に足が付いていない。
まず(NSC=国家安全保障局)が今回の事件では全く機能していないことだ。
世界といつでも戦闘状態であるならば、
湯川遥菜さんは去年の8月に武装勢力によって捕縛され、その様子が動画に掲載されている。
後藤健二さんに関しては、去年の10/23日の更新を最後に以後消息が途絶えた、とも聞く。
SNCはこの時点で、まずセンサーしなくてはならないはずだ。
インテリジェンス(情報戦略)をいかに組み立てるか。
認識し、分析し、判断する。
「慰安婦問題」でもそうだが、自国の事柄が正しいかどうかは国際社会では問題にされない。
それが、どのやうな化学反応を国際社会においてもたらされるかどうかにかかわって来る。
“非軍事=2億㌦”などといっても、まったく意味を為さないのは当然のことである。
中東に出かけるとはそのやうなことである。
もうひとつは、首相、外相、防衛相が同時に渡外していたことである。
SNCの中核が欠けていた。
戦争をしたこともない“ベスト アンド ブライテスト”───
みなさんが考え出すのはこの程度のものだったのだ。
まったく狙い撃ちにされたとしかいいやうがない。
積極的平和主義を、あらゆる方向から再定義しなおす必要がある。
“即応”に関して分析しなおす。
軍隊に於いて“員数”ならば、国家として米欧に対しての気遣いからではなく、
国家としては非情にならざるを得ない。
兵站、とはそのやうなものでもあるのだらう。
さらに“2億㌦”に関しても洗い直さなくてはならない。
すぐに湾岸戦争の時の海部首相の“1兆円超”を思い出させる。
上記の写真のやうな難民に対しても現地では1億円以下で収まる、と云ふ現実がある。
マネーではだめなのだ。
行方が分からないマネーではなく、
「積極的平和主義」は現地の難民の方たちに“現物支給”でこそ対応すべきである。
水、食料、医療、医薬、トイレ、入浴・・・
出来得るならばキャンプのそばに自給自足できる環境も整えられたら、
この異常な長期戦におけるかの人たちの苦痛も少しは緩衝されるかもしれない。
商売に行くなら、商売。
首相は世界のあらゆるところでうっかり「積極的平和主義」などと口にすべきではなかった。
いずれにしても(SNC)すら機能しなかった今回の自ら招いたとしかいいやうがない失点を、
安倍内閣は猛省すべきではないだらうか。
「積極的平和主義」で云へばハイチの国の人たちは未だに世界で忘れられたままだ。
2010,1/15ハイチ地震。
30万人以上が死亡、約150万人が家を失った。
今も8万人以上の被災者がテント暮らしを余儀なくされている。
地震の國、日本は、こういう国にこそ積極的に献身すべきではないか。
■(ハイチ15,1,13日経)
ハイチの首都ポルトープランスの仮設住宅で暮らす子どもたち(10日)=ゲッティ共同

