桃子ちゃんは

花子ちゃんで

花子ちゃんは桜子ちゃんで

桜子ちゃんは緑ちゃんで

緑ちゃんは花子ちゃんで

花子ちゃんは桃子ちゃんで

もう、なんとなく待ちきれない

そうしてみんな

幸せになったとさ


どちらの王が正しいかではなく

どちらかの王が滅びなければならないのは

さびしいことだ

朝になり、兵たちは砂漠に目覚め

王は詩人を呼び、

兵の前で詩を朗誦させた


あゝ、水の中

鳥が泳ぐ

雲が浮かび、深い井戸の中に落ちた

水を身にまとひ、滴るに任せ

楽しいことは楽しく

より美しく

空へと飛び立つのだ


むかしの人なら家族のやうにシクラメン

色とりどりに咲いて、咲きついで

部屋の隅が明るむで

誰かがひっそりとドアを叩く

むかしの人なら

毛糸の毬をそこいらに

もうせっせと編み物をはじめたりもする

指が一つ増えた手袋だったり

腕の長さが違うセーターだったり

でも、笑うしかありません


白銀しろがねや雪嶺冴えて浅間山

空の晴れ行く去年の今年の


倉石智證

断章

マルクスへ──────

局所的な市場の成立と資本の本源的な蓄積から

→資本が労働を支配し、搾取する関係が生まれる。

一方独占資本は国家と結びつき帝国主義へと膨張する。

(夜警国家→福祉国家へ)

国家の機能を、外敵の防御、国内の治安維持など

最小限の夜警的な役割に限定した国家。

自由主義国家を私有財産の番人として批判したラッサールの用語。

福祉国家・行政国家に対置される。


マルクス主義以降は

プロレタリアート(賃金労働者)による政治権力の掌握と

それによる生産手段の共同化、経済の完全計画化を目指した。

社会主義とは、資本主義の原理たる

・私的所有と私的利益の至上、

・市場と貨幣の万能、

・資本による労働の支配と搾取に対抗し、

働く民衆の共同と連帯により、

平等・公正・友愛に基づく共同社会の実現を目指す社会体制の総称。

世襲による資本の本源的蓄積・相続を否定、

従ってその元を為す家族主義や国家を否定し、

国家の形態のありようを“コミュニティ”に置き換える。

また自由の対極にある宗教も否定する。


「能力に於いて納め、必要に応じて得る」

→使用価値(人、個人個人の)の平等を訴え、交換価値(市場)を否定する。

市場によって値段が付けられる。

市場(価格形成)によって選別される。