つまらない日はあっても

つまらない人生はきっとない

とポスト・マンは云ふのだ

いやさう云ったのは女の子だったかもしれない


郵便局にX'masソングが流れる

小さなツリーが飾られ

イルミネーションがまたゝく

ポインセチアの葉が赤く色づいていって

人たちのさざめきが聞こへて来る

大きなあたゝかい吐息のやうなものが辺りに流れ

きっと、と思ふ

きっと、ここからあそこへと

きっと大勢の人たちのもとへと

まるで見知らぬ人たちにさへ


ポウストマン

挨拶や、愛や、言葉や響きが伝えられ

みんながよかったねと考える年の瀬へと流れてゆく

きっと、つまらない人生などと云ふものはなく

Jingle bells

どんなものにでもと

壁の女の子は確かにさう云ってにっこり笑った


倉石智證