草紅葉、田代にありて

黄金色こがねいろ枯れ草の原

静もりてとほにひろごり

裏燧ヶ岳うらひうち尾瀬の奥山

金色も紅あけの紅葉も

一夜さの風が過ぎれば

茸山、谷にせ掛り

冬の陽の冬樹に光り

疎林行く列しずしずと

ときじくの雪の白銀しろがね

踏みゆきて心嬉しく

いもの背につい声かける

歩く、歩かう


林間に歩き尽して木道の雪になったり茸だったり

お毒見も酒で漱いでキノコ鍋


倉石智證