ふるさとをとほく離れて春の水

蝌蚪的実験やれ戦陣訓

夢の中で───

登山道をゆくと、えっ、こんなところに、

とちょっとしたぬかるみの水たまりに

オタマジャクシがびっしりと寄せ集まってゐたりする。

だんだん径が乾いて干上がってゆく。

あゝ、まったくどうするんだらうと心配になる。


道頓堀へ行って

天龍寺や金閣寺も廻ったが

みんな寂しい丘でたこ焼きを喰ふ


東寺にもアベノハルカスにも夕焼けの雲が懸かり

し残したことを思い出し

いそいで新幹線で東京に帰った

富士山は天辺に雪を散々に残し真っ白だった


数日前に関東に地震があった

箸を取り落とすほどではなかったが

こんな寂しさが

みんなに携帯を手に出掛けさせるのだった

「帰るところがないのかい」

と云ふから

「さうじゃなくて、暮らすところを探してゐるんです」

と答へた

トウキョウではフクシマの人たちへのアンケートがあった


倉石智證

息子とGFは2日ばかりで大阪と、京都を見巡って来た。

遅い二人の連休だった。