■(写真14,1,30)南シリアのヤルムーク難民キャンプ内で長蛇の列を成している。
ヤルムークのキャンプには18,000人以上の難民がおり、多くが餓死しようとしている。
このキャンプはもともと
1948年に、アラブ・イスラエル戦争から逃げ出した
パレスチナ難民を収容するために建設された。
(THE WORLD POSTNick Robins-Early)
インシャラー、と云ひたまひしや
神よ、と祈りたまひしや
おゝ、それではない
もっと別な調べを
ひたむきに
おゝ、それではなく
もっと別な響きを
背筋を抉る薪たきぎを落とす響き
燃え盛る火が消された後も
飢ゑと恐怖のためだけにこんなにも人々が集まれるものか
廃墟に崩れるソドムの
門柱の恩寵はすべて消しやられ
屈辱と羞恥のために人々の顔は紅潮する
物乞いをする
北へ行けと云われる、あるいは南でも
いいんじゃない、
決して読んでなんかいやしない、
そして待ち続ける
千年の時が過ぎるのを、
海から運ばれてきたブロンズの彫像の眼窩から溢れる涙を、
なんでそこにいないのか、
西洋のことだ壁の奥深く探して、恩寵が
そして、穴、息をつめて
無数の穴の中に無数の眼があって
お互いを見つめ合う
しかし、どうして私がここにゐるのかが分からない
心底、助けてほしいと思ふ
その扉を開けてさらに奥に入ってゆくと
その扉を開けてさらに奥に入ってゆくと
その扉を開けてさらに奥に入ってゆくと
ようやく、一人のブロンズ像に会える
そうやって眼窩から涙を流し
昔懐かしい海を思ひ続けてる
インシャッラー
おゝ、それではないもっと別な響きを
廃墟を覆う交響曲を
せめて人々を安息させる調べを
冷えた敷石に薪が落とされる不吉な音が続く
罪過ではなく、おゝ、人々よ
なんと云ふ矛盾よ
まるで正気の沙汰ではない
いまでも、鋼鉄の弾寞が眼を曇らせる
この悲しみの列のおらび声の上を
黒い戦闘機が旋回し続ける
トマトのやうに潰される人々の脳髄が
無数のもの云わぬ彫像の列々が
歴史と云ふ
■「防衛装備移転三原則」(武器から→防衛装備)になって───
1機=150億円
防衛予算
米国=かっての60兆円は割り込んだが
中国=すでに20兆円以上
日本=およそ4.7兆円
最新鋭のステルス戦闘機開発に日本が参画する可能性も出てきている
(国際共同開発したF35)
安倍さんの云ふ「積極的平和主義」「集団的自衛権」を
今のクリミアや、
シリアのこれらに当てはめてみたらいい。
人類はなんといふ無駄なことをしているのだとも。
倉石智證