(絵は語る)猫は一度も飼ってなかったが、猫好きの女の気持ちは解る。
オイデ、ネコちゃん
ネコのまんまに
おいで、ネコちゃん
そのジャンプが気になる
悪戯にイタブル
玉を転がすそのゆくへ
そっぽを向いて、またすぐに近寄って来る
尻尾を立てゝ、震わせて
わたしの脛に擦りつける
むくむくとボール型に
もくもくと雲の形に
おいで猫ちゃん
ジャンプしてわたしたちの距離を一気にちぢめる
究極のネコの足裏
やはらかく、音を消して
すぐそこに
窓の枠の上に
じっと外表を見てゐる
青い服の少女が、ひっそりと
倉石智證
