「亭主の好きな赤烏帽子」
■(webより)アサギマダラ

ぼくは青い空を水平に飛んで行くモノに対して

自分はちょっと傾いて見ようと思ふ

両手を水平に出して、片足立ちをして

すると両腕はぶらぶらして躰が傾いて


ぼくは青い空を平気でふわふわゆらゆらして行くモノに対して

地平に真っ直ぐに立って見ようと思ふ

ものすごく脈絡もなく

一気に河や海を越えてゆく


直感、サバンナ

大草原では槍や弓矢は真っ直ぐに水平に飛んで行って

その秀先ほさきは確かに光って眩しく

それにつれて人は走りだす時は傾く


アサギマダラは立派です

とても人間は勝てないと思ひます

新幹線も飛行機も今は真っ直ぐに行きますけれど

アサギマダラは地軸に対してかう

その青い空をハタメク光りの破片のやうなものに対して

ぼくは直立不動する


ぼくらとあなた方のベターレギュレーション

天と地を構築する不思議な

水平と

垂直と


倉石智證

アサギマダラの不思議な旅

(webより)

八ケ岳では初夏から夏半ばまでいつでも身近に見かけるアサギマダラ。

この小さな蝶が日本列島を縦断、

さらに南の沖縄や台湾まで延べ2000キロ㍍以上を飛んでいくのです。

翌年春、その逆のコースを日本に渡ってきます。