「亭主の好きな赤烏帽子」
■(13,9/30日経)

ソチ五輪(14,2月)聖火ランナーに西シベリア・ノボシビルスク市在住の白浜千寿子さん(45)が。

長野県の大町高校時代にロシア文学に魅せられ、

上智大学でロシア語を専攻した白浜さんは、

ノボシビルスクにある大学の日本語教師として

1992年に赴任した。

ロシアは当時、経済的苦境に陥っており「店に商品がなく、

鶏の頭しかなかった時もあったが、周囲の人々に支えられて生活。

教え子の中には後に夫となるデニス・イワノフさんもいた。

中央アジア・キルギスでの生活を経て、

日ロ交流促進などを目的とするウラジオストクの日本センターに

98~2001年まで勤務。

ロシアの経済成長が始まった時期で

「日本語教室やビジネスセミナーなどは熱気に包まれ、やりがいに満ちていた」という。

ロシアとの関わりは20年を超える。


行きがてら、

来がてら、

にでも見て来て下さいね

片隅に置いてあります


玄関に靴が揃へてありました

清潔で明るい台所のテーブルには

或るときハンカチーフが置き忘れられ

グラスが重なって置かれ

そして、或る日

お花が活けられてました


しかし、

行きがてら、来がてらと云っても

みなさんほんたうに

とんでもなく遠いところに住んでらっしゃいますね

世界のあらゆるところにです

なかには車も通わないところもあるやうです


行きがてら、来がてら

自分の生まれた故郷からはあんなにも遠くに離れ

時々は、ほんたうに自分のお母さんのことも真実恋しく思われるのですが

今では母になったそれぞれの女性たちは

気丈に、健気に、忍耐強くやさしく

父母に子供に伴侶に

普段通りに振る舞っているのです

あゝ、世界で、ほんたうに女性って

強いなあと思いました


倉石智證

私の知り合いの女性は、タイランドに嫁いで、

今ではとっくに2児の母で、

普通に地元に溶け込んで、にぎやかに暮らしてゐる。

不思議なことである。

みんないつかは地球の一部に還ってゆくって、

真実知っているんだね。