「亭主の好きな赤烏帽子」


浴衣着て

そろいの浴衣

石畳み、石畳み


草履白足袋髷結び、

髷結ひあげて、結ひあげて

おぼこでござる、笑ひます


八坂さまにお詣りに

赭い唐傘傾けて、傾けて

雷さまはこはいから

帯締めて、帯締めて

けんけんぱ、けんけんぱ


願掛けて、

「お千度」まゐる

芸事が上達しますやうに

恋の成就がかなひますやうに


あなたのまはりは夏模様


倉石智證

(13,7/5日経)

京都・祇園の芸妓(げいぎ)や舞妓(まいこ)が

芸の上達や夏場の健康を祈る「お千度」が

4日、京都市東山区の八坂神社であった。

京舞井上流の門下生でつくる「みやび会」の芸妓や舞妓らが

白地に紺のアサガオが描かれたそろいの浴衣姿で境内に集合。

雨が降る中、本殿の周囲を歩いて願を掛けた後、

本殿内で家元の五世井上八千代さんとともにおはらいを受けた。