銀河が孤独に冷へて大身震いした
空を切り裂くモノがある
何かが街にやって来る
引き連れてくる白い雲は
白いマフラーに見えた
宇宙があんまり暗くてさみしいから
たへ切れずに
大嚏くさめした
木々が震える
電線が激しく揺れる
学校ごと震え
ガラスが窓に吹き飛んだ
あれは、冬の稲妻
笑いごとではない
人々が右往左往する
大きな道路を越えて
衝撃波が落ちた
雪原に、まるい池が出来た
青い冬空に雲がぷかぷか浮かんでいる
それから、あたりはまた何もなかったかのように静まり返った
しかし、人々はこれはほんたうのことで
地球の出来事だと知った
ぼくが思ったことは
ヨダカは天に向かって翔んで行って真っ赤に燃え盡きてなくなったが
あれは真っ白なマフラーをなびかせて
泣きながら地上に突っ込んでくる特攻機の
鋭い泣き声のやうで、痕を曳いて
知らないことがいっぱいあるんだね
とにかく人々は
死人が出なくてよかったね、と安堵し
自分の街じゃあなくてよかったね、と安堵し
戦争じゃあなくてよかったね、と安堵した
倉石智證
蛇足だが、これも冬の稲妻だ。
(13,2/15日経)
■ジョージ・ソロス氏のヘッジファンド、
円安に賭けて10億ドル(約930億円)の利益 米紙報道。
昨年11月以降で。
ただ、短期取引のプロであるヘッジファンドは一定の利益を確保したら反対売買に動く。
これから円を売る投資家は遅きに失する可能性もある。
政府国家公認保証付きのマネーゲームと云へば、その通りだが・・・

