呼んでいると云ふのだ

つらいお勤めを果たして


深々と、生々と

山椒の葉がこんなにも黄色く散ってしまってゐると云ふのに

未だ、蠢くものがゐる

深々と、なま生と

こうして姻族は果てしがない


母はいつ卵を産みつけに来たのだらう

秋の空気は透明で

破れ蝶は翅もおぼろに

まっさかさまにヴェランダから落っこちてゆく

枝から離して蠢くものを指に取れば

父よ、母よと

生々と、深々と

指の腹を伝ひ


それだから、おゝ

姻族の輪廻は果てしなく

それが拗こじれれば

人間の世界ではあさましく、すまじく

こんなことも起こった


「亭主の好きな赤烏帽子」


倉石智證

事件12,10,23

平穏な家族、暴力で支配 尼崎遺体、

角田美被告(64)の周辺 自宅では豪華な集団生活

「マインドコントロール下」

「身も心もボロボロに」


自然界の方がよっぽどましだ、

と云ふことか。