「亭主の好きな赤烏帽子」
■遠くに見えるのは常念岳


laught and laughing

clap and clapping

run and running

love and loving

learn and learning


そして、船出だ

真っ直ぐに行こう

丘を登り山に向かう者もおれば

丘を下り、海に向かう者もゐる

ヨナは鯨の腹の中に

山のてっぺんには

we love Bosatsu


心底腹が減って山の稜線で飯を喰らへば

3万年の時空が私のまわりを取り囲んでゐる

あゝ、なんたる透明度なんだ

わたしは行ける

思い切って鳥になって

大きな翼を広げ

あの山々の深い緑に沈む日陰から乾いた日向に向かって

なだらかに上昇気流に乗って一気に


そして、あの急峻なわずかな岩の肌に

白いアンモナイトが棲む

Yonahは大きな

かって見知らぬほどの大きな魚の腹に中にゐて

大昔に、かって神に指図したのだ

山に登れと


倉石智證


「亭主の好きな赤烏帽子」
■燕から常念に向かっての長い長い稜線。

右手にいつもほぼ槍ヶ岳と穂高が見えてゐる。