着いた日は日曜日。

なにもかもが閉まっている。

トンガはトンガだ。


教会に行けば、ふふふ、

豚も唄うのよ。

学校の中庭にゆけば、ふふふ、

豚も授業に出るのよ。


サンゴ礁が太平洋の荒波を遮り、

湖のような海が広がっている。

正装したおばあさんの足は裸足はだし

洋服を着て、腰に茣蓙ござのような腰巻を巻いている。


トンガ語のローマ字表記で書かれた歌の本や聖書を指さして、

ここを歌っている、

ここを読んでいる、

と示してくれる。

一緒にでたらめなトンガ語で歌う。


とんでもないところへ来ちゃったなあ

批判的思考(critical thinking)

この水が透明なのはなぜだらう

この空が青いのはなぜたらう


倉石智證

(12,7/23)

中村和恵・比較文学者のエッセーを参考に。

彼女が云ふには、

トンガでは近代的な高等教育となると、母語のトンガ語では間に合わない。

一方、たとえば日本は明治期にたいていの思想書、

技術、科学、法律などは翻訳・流入済みであった。

ブタが笑ふ。

青い大洋を渡る文明の潮流は・・・

やはり、critical thinkingなしでは考えられない。