ここに座って街に出かけていった
藤の花房の下
マルハナバチの羽音が蜜の滴るが如くに聞こえる
うすむらさきに風が吹き
涼しい日影を幾重にもつくる
That's Why God Made The Radio
街にはいっぱいカラフルな人たちが行き交ってゐる
だがだれもラジオは聞かない
幸せはすぐそこにあって
buzzzzzzz
ラジオを開いたらスリランカに飛んで行った
ギントタの人々は自然や動物と共存し、
生活スタイルは極めてシンプルだった。
幸せは共有し、不幸な時は助け合った。
誰も裕福ではなかったが、
笑顔は絶えなかった。
「傘なんて誰も持っていなかった。
雨が降れば葉っぱや袋を頭に広げるだけ」
久しぶりにgood tuning
世界は虹色になっゆく
ABCマートに人が入ってゆく
ヤマダ電機のにぎはひ
ユニクロのカラフル
丸いはクレジット
buzzzzzzz
地軸はまはる
心地よい回転
虹色の中から藤むらさき色を取り出し
good old radio
マルハナバチの羽音
藤の花房にたかる
kiss on the bottom
あゝ、なんとも気持ちがいい
藤の花房の下だ
わたしはここに座ってゐる
倉石智證
シビル・ウェッタシンハ氏(Sybil Wettasinghe)
創作活動の合間にradioで仏教の説法を聞くのが楽しみ。
「私、いつ死んでもいいの。
でも、まだこの世界に貢献すべきことがあるから
輪廻でもう一度この世に生を受けたいかも」
83歳
(12,5,4日経)
都市と農村の婚姻、
自然と資本主義市場の仕合せな恋愛を夢見る。
マルハナバチのbuzzzzzz。
「幸せな感情に包まれた子ども時代を過ごすことが、
人生にとって最も大切なこと」
