イブの日に予算が出されずっしりとその重たさに民の訝り

政府は24日午前の臨時閣議で2012年度予算案を決定した。

歳出への切り込みは甘く、震災復興経費を別枠で管理する特別会計を含めると

予算規模は過去最大になる。

一方、歳入面では消費税増税を当て込んで基礎年金の財源確保を事実上先送りするなど

増税への「つなぎ予算」としての性格が強まった。

一般会計総額90兆3339億円

実体は96兆円を超えるのださうだ。


サンタさんは絵本の中に入ってしまった

ポケットモンスターもバービー人形もさみしげである


太陽も衰へて

陸前高田にはしらしらと雪が舞ってゐる

高田の松あはれ

いまさらながら

アベマリアがかかる

悔い改めよ、とけふこの日だけでも

世界のすべての太陽が夜に向かって落ち

悔い改めよと囁く


サンタは早々と家に帰り

おお、吾がスクルージよ

迷ひ迷ひ.、彷徨いだす

都会には墓地と云うものがないから

洗いざらい攫って行ってしまった

あの災厄の

痕跡の

凹地や丘の上を彷徨ってゐる

人類がこのままでは必ずたどり着くだろうかもしれない末路を

少しだけでも避けるためには

生まれてくる子供たちだけが頼りだ


曲がった鼻

皺深い手

痩せこけた脚

落ちくぼんだ眼窩

悔い改めよと

この日ばかりは

スクルージは丘を越へ

地を這ふやうにして

灯火点る一軒一軒の家を訪ね

ささやかな幸せの家族の中に

そっとひそやかに絵本のものをこぼす


丘や陸地を覆ふ大きな翼のやうになって

夜ッぴいてあたたかく空を覆うのだ

この翼の下に休めよ

すべてを喪ひし子供たちには少しだけでも

スクルージ───

と恐ろしげな声がする

しかし、悔い改めるほどに

神の呼びかける声はやはらかくなって

生気取り戻すスクルージの頬もふくよかになって

いかにも年寄りらしくなって

白い髭の上のサクランボのように赤くなった鼻の脇をこすり

ちょいとウィンクをして

絵本のものをこぼす


太陽は衰へに衰へ

降る雪の中に灰色に黄ばんだままだが

確かに今はこの先の春に向かって

薄黄緑色のものを確かに

この地にもしっかりと宿すやうだ

復活は確かで

だからクリスマスキャロル

ましてやスクルージは

神の代理人なのだから


倉石智證

洋の東西を問わず、宗教にも関わらず、

22日は冬至、太陽が最も衰える日であり、

12/25日がキリストの生誕した日だとしても、

世界中が古今東西、太陽の復活を祈り、

凍てついた自らの身体と心を励まさずにはいられなかったとする、

復活と再生の日なのである。


集まって光り求めるイブの子の雪降るころの冬の蛍の

津波で児童108人中70人が死亡し、4人が行方不明となった

石巻市の市立大川小学校にクリスマスツリーが飾られた。

遺族らは24日、思い思いの思いで学校を訪れ、亡き子供たちに語りかけた。

ツリーがあるから暖かいね・・・そっと声をかける。

みんな冬の蛍になって光り輝いてやってくる。

そして、もうすくに、新しい年がやってくる。