11,1/18(木)晴れ

瓢箪のかひなき顔にぶら下がり

顔つきがひょう気た瓢箪めく。

いや、やはり甲斐性なさなのか。


とりすがるここぞとばかりなでしこに細いかひなに知事も首長も

国民栄誉賞やさまざまなお祝い事が。

日本再生のシンボルとはしゃぎ出す。

なでしこにしてみれば少し迷惑かも知れない。


楽亭のホタテかはひやかはひさう原油もくもく海を汚しぬ

渤海油田流出止まらず。

「ホタテ貝の大半が死んだ」。

渤海に面する河北省楽亭県で養殖業者約50社が集積する漁村の浪窩口。

養殖業者の劉軍さん(48)はため息をつく。

養殖業者が船を並べる港には活気がなく、

陸に上げた船がずらりと並び、道ばたには養殖用の網が放置されたまま。

劉さんもアルバイトを解雇し、建設現場への出稼ぎを考える日々を送る。

どこのお国でも低位にある人たちの生活は大変だ。

「楽亭」だなんて、名前とは裏腹の生活に直面している。


11,11/19(金)晴れ

バイデンさん痛しかゆしの旅路かな国債離れ元高もなむ

中国が介入を止めたら㌦を買わないから→国債離れにも。

低姿勢に対して余裕に習近平さんだったようだ。

新華社の論説記事は

「最大の債権者として、中国はドル資産の安全を保障するよう

米国に要求するあらゆる権利を持つ」と主張。

対応策として真っ先に軍事費の削減を迫った。

18日訪問。


菅笠の舟に櫂指す天竜の渦巻く渦に水脈みをの崩るゝ

2名死亡、2名がまだ行方不明。

人為による想定外は続く。

天竜川川下り水難事故


ところで───

09~11年に宇宙航空産業に2700億ルーブル(約7500 億円)を投入した。

新ステルス機を発表。

「これはロシアの戦略的優先事項だ」プーチン前大統領。

ソマリアあたりで40万人の子供の餓死者が年末までに出るという国連の発表。

どこか狂っている。


「電源三法」と社会党───

みんないつか来た道、なのであった。

社会党は1969年総選挙で自民党の3分の1の議席に落ち込んでいた。

党勢回復を目指し、全国各地で高まりつつあった反原発運動との連携を目指した。

■東京電力福島第一原発の地元も呼応した。

社会党雙葉総支部は72,8月に「双葉地方原発反対同盟」を結成。

だがすでに1号機が稼動し、5号機まで原子炉設計許可が下りていた。

事務局次長だった古市三久(62)は

「地域を巻き込んだ大きな広がりはつくり出せなかった」と振り返る。

委員長の岩本忠夫は、再選を目指した75年の福島県議選から3回連続で落選。

79年は告示翌日に米スリーマイル島で原発事故が発生し、

チラシ16万枚まいて危険性を訴えたが、前回から3000票近く減らし、最下位に終わった。

74年「電源三法」成立で交付金が流れ込み、地元は潤っていた。


税源を確保しないまま「復興国債」で賄おうとして、

増税は成長を確保してからというが、

成長は同時に金利も上昇することも意味する。

国債の利払い費が増えて、財政収支が改善しない恐れがあることを忘れてはいけない。

(土井丈朗11,8/19朝日新聞)

・歳出改革(社会保障給付の抑制)

・成長(規制緩和とTPPなど)

・歳入改革(消費税など増税ばかりではないが・・・)


原発や川瀬の音が聞こえないはぐれし牛の水を求めて

30頭ほどの牛たちが集団になって彷徨っているらしい。

草は食べられるけれど水が飲めないのではないかと、

不憫に思う飼い主たち。


11,11/21(日)晴れ

隕石が落ちた/恐竜が滅びた

何か書こうとして、そのままになった。


空映す蟹横這ひす潮溜まり

空映す子の歓声す潮溜まり


三月十一日(かのひ)より棄民の自覚八月来(桃心地)

端居して物音たてず考えず(森本哲雄)

文弱の骨細りゆく溽暑じょくしょかな(内堀迪夫)

自在鉤何も掛けゐぬ夏炉かな(広田祝世)

怒涛こそ海のちからや雲の峰(坂本玄々)

角栄の声そつくりや生身魂(杉森日出夫)

〔生身魂〕両親のそろった者が、盆に親をもてなす作法。

また、そのときの食物や贈り物。

他出した息子や嫁した娘も集まり、親に食物をすすめる。

精進料理でなく、贈り物にも刺鯖(さしさば)を使うことが多い。

始まり は鎌倉時代にさかのぼるという。

今を生きる年長者に礼を尽くす「敬老の日」のような 意味合いもあったようだ

「生身魂七十と申し達者也(なり)」。


習近平さん外交デビュー───

ただでかい、ただそれだけの独活でなく習近平のバイデンと会ふ

メモなし──

「考えが非常に明確。そして手法は戦略的だ。

同僚たちのやり取りでも自信に満ちていた」

習氏は原稿なしでさまざまな議論ら積極的に応じていたと。

知識が豊富であり、軸がぶれずに、戦略的であり、


かくの如く甲子園夏過ぎてゆき熱き戦い空母インドの

いつもと違う夏の甲子園が終わった。

対光星学院(青森)に日大三高が圧倒的な11:0の得点数で。

空母、インドも強化。

中国を意識、3隻体制に。

英国から購入の空母。

(フォークランド紛争で英国下位群の旗艦を務めた旧ハーミーズ=約2万8000トン級)

初の国産空母=4万㌧級を建設中。

ロシアからも中古空母(約4万5000㌧級)購入の予定。

12年末までに引き渡すことで合意している。


山下達郎

よいとまけただそれだけじゃ遣る瀬無い人ははなから夢叶はなひ

レコードからCDへ。

アナログからデジタルへ。

頑固一徹、職人にこだわっていたら生き残れない。

「夢は必ずかなう」ということはない。

問題はそれが一人歩きしているということ。

実際は「夢は叶わない確率の方が高い」。

実際は、懸命に努力し、その結果叶わないときにはどうするか、

それらを想定して仕事をすべきではないか。

夢は魅力的で力があるけれど、あくまで結果であって、夢を最初から暴走させてはいけない。

■自分の魂の叫びがいくら強くても、その程度では詩は、せいぜい100曲。

さらに上を目指すなら継続的な訓練と学習、日々の進化が必要となる。

(山下達郎・シンガーソングライター11,8/21朝日新聞)

奇抜、面白さの世界ではなく、批評が不在の世界になった。

継続的な訓練・学習が進化をもたらす。

もとより、“なでしこジャパン”もさうであった。

訓練されないものはただのお笑いになってしまう。

それは日本をとことんおめでたい弱者にしてしまう。


たへず過ちを犯す人間と社会と国家のありようを探し続ける=哲学、

デカルト、カントからの系譜。

世界理性はあるのか。

普遍的価値をまず先において、それに対してたえず純粋理性批判する。

幻想とは意識、無意識的な原型的なパターン。

共同幻想はいたるところにあった。

原理主義はいともたやすくその罠に落ち込む。

原父の代理人としてのモーゼやキリスト。

預言者はしかし、「デマゴーグ」を語る人となり、

「政治的宗教的アジテーター」となるのである。

ボリシェヴィキやナチスなどが内含する負の宗教的非理知。

それは結局神との救済共同体への熱狂なのではないか。

神との契約主義に基づくヒエラルキーの発展はいたるところに

人間の人間による鉄鎖を作り出した。

かくして文明のある種の発展経路として戦争へと突入していくのである。


俳句甲子園

「ガレージを一気に開けて雲の峰」(山口萌人)

「黙黙と水羊羹を食って雲」(幸田くん)

「未来もう来ているのかも蝸牛」(菅千華子)★最優秀賞

「夏雲や生き残るとは生きること」(佐々木達也)★岩手県、優秀賞


ちっぽけだが忘れがたい奇跡である。

ぼくは、「スーベニア」とつぶやいてみた。

「おみやげ」とか「記念品」と訳されるこの英単語は

もとをただせばラテン語で、「心めがけてやってくる」という意味。

(アイルランド文学者・栩木とちぎ伸明11,8/22日経)

ぼくを目がけて真っ直ぐにやってくる

けんけんぱッ


おもしろきこともなき世をおもしろく

/すみなすものは心なりけり

彼(高杉晋作)を看病していた野村望東尼が

「すみなすものは心なりけり」という下の句をつけたと言われている。

晋作自身は、肺結核のため桜山で療養生活を余儀なくされ、

慶応3年4月14日(1867年5月17日)、

江戸幕府の終了を確信しながらも大政奉還を見ずしてこの世を去る(享年29)。

掛け声はいつも勇まし奇兵隊とっととっとと落馬するなり

菅さんの奇兵隊内閣。


11,8/23(火)晴れ

モメンタム((価格上昇の勢い))たまらずに売るコバンザメすかさずに飲むsweepに出る

NY金先物取引所では

sweep(場に出ている売り注文を片っ端から全買いすること)の波が、

利益確定売り、換金売り(ストレスに耐えきれなくなって)を

クジラのごとく全て飲み込んだ。

コバンザメは利益が出そうなところを絶えずうろついている。

モメンタム───波が高くなりかかれば崩し易い。

仕掛けておいて(円買い)・・・。

ジム・ロジャーズ、前回、彼は

米国債ショート(空売り)のタイミングを狙っていると語っていた(豊島逸夫)。

ものごとにはすべて位置エネルギーがあるやうだ。

そしてそれはすべてまたエントロピーの法則に従う。


みゆきちゃん遅くなってゴメンね髪の把たば散り血の匂ひする

里子に出されたみゆきちゃんはこともあろうに里親にいたぶられた。

階段の上に血痕も残される。

里親・里子の習わしは平安時代からあったらしい。

京都の公家が幼児期の子を近郊の農家で育ててもらったのが始まりで、

それが一般に広がったという。

里親をさす方言も福島や山形でチシロ、

仙台ではスダテゴガカなどとさまざまだ。

漢字で書けばチシロは乳代スダテゴガカは育て子母である。

わけあって親と離れた子に乳を与え、手塩にかけて育て上げる。

そんな営みが繰り返されてきたはずだ。

里親を「しとね親」と呼ぶ地方もある。

しとねるとは育てるの意味だが、これは「人と成る」が語源だ。

子を人と成せなかった親と、人と成れず世を去った子と。

胸がつまる。

(日経「春秋」11,8/23)


「惜しまじな君と民とのためならば身は武蔵野の露と消ゆとも」

ときは幕末、孝明天皇の妹和宮は将軍家(家茂)に嫁ぐ際に(1862)こう詠んだという。

幕府と朝廷が手を結ぶ公武合体の犠牲になりながらも、

これも国のためと思い定めた皇女だった。

現在の公武合体派は大連立構想か。


たまたまに「8.22」の日の重なりて祥月命日吾が義弟の日

「8.22」義弟正昭くんの誕生日。

向田邦子は台湾に向かい飛行機の墜落で死亡。

対馬丸は多くの児童を乗せて沖縄から本土へと向かっていた。

誕生日と亡くなった方たちの日にちが重なった。


11,8/24(水)晴れ

米軍機握りつぶせるモニュメントきみは何処へ砂漠の果てへ

首都トリポリ、居住区兼軍事基地バーブ・アジジヤ地区からカダフィ大佐は一家とともに逃亡。

独裁は事実上崩壊。

おおかたは砂漠へでも逃げ込んだのか。


湯上りや世界の夏の先走り

平賀源内が逆境を蹴飛ばし、郷里から江戸へ出てゆくときの、気負い立った俳諧である。

今から約250年前の鎖国中の日本でも、

若者は「世界の夏」と詠み、目を輝かせていたのだ。

(諸田玲子・作家11,8/24日経)


11,8/25(木)晴れ

島々の数を尽くして海の青そばだつものは天を指さし

松島やあゝ松島や、松島や───である。


憤懣のやる方のなひこの国で2日で決まる模糊はもこなり

小沢のための代表選ではないのに、みんなして小沢詣で。

変な国だ。

曖昧模糊。

そろそろみんな「小鳩」の呪縛から脱却しなければならない。

前原さんも一応、小沢さんに挨拶に出かけた。

その間14分ほどだったというが。


はよ寝ろと嬶の鼾にせかされて

(木)晴れ曇り

和子ちゃんからメールが入っていた。

認知に罹りつつある妻を励まして山登りを続けるご夫婦の話である。

TVであるからと云ふが、わが嬶は大いびきであった。


ホラーと昔馴染みの背中から

人間と恐怖は昔から切っても切れない昔馴染みの何とかのやうだ。

現代のホラーは身近なすぐそばにほら、在る。

児童虐待も将来設計も持てない未婚化もその最たるものだ。


倉石智證