11,1/10(月)晴れ
iPS襷に掛けて野辺をゆく天空をゆく山中ビジョン
先生は母校の天王寺高校を訪れた。
挫折とリスクを恐れずにハードワークを繰り返せ、と若者たちに語った。
天王寺高校には試験の監督のための先生は居ない。
試験は自主的である。
おおらかであるようだが、実は自分自身が如何に問題であるかが絶えず問われている、
ということのようだった。
少し先輩の辰巳辰郎さんがそのように云って、
わたしは山中ビジョンが必ずや素晴らしい結果を残すことだろうと、
それに関しては少しも心配はしていませんと、
■しかし、iPS細胞はすごい活力がある細胞で、当然、がん細胞もそれに含まれるのだ。
イランにも雪の降るらし地に墜ちた727セブントゥセブン残骸の上へに
イデオロギー、宗教は違えど、事故は事故だ、不幸は不幸だ。
90人くらいが新年早々亡くなったらしい。
雪が降っている。
日経日曜俳壇
冬花火咲ける世虚しくてたのし(杉山二年魚)
人間を長く続けて日向ぼこ(吉房山鶯)
11,1/11(火)晴れ
高校の同級生が集まって新年会を。
私は欠席したのだが、写真が届いた。
美女二人に、男ばっかり。
で、───
着いた。
着きました。
初春やまず一献を寿ぎぬ
めでたさや翁嫗の日の遊び
松立てゝ梅も祝ひぬ賀正月
梅さんは美女、お二方、
あとはその他大勢、という感じかな(笑)
小正月あたりまではまだ大手をふって呑んでもいいらしい…
なんどと云っているうちに
結局1年中が盆と正月になっていたりしてね。
甲府盆地も寒かったけれど、
うー、お江戸もさっぶいね。
智笑
書き忘れていたが、新年会のお誘いにあいにくかみさんの実家に行くことが重なり───、
新しい年が始まりましたですね。
生まれた方(お孫さんが)、
老いを看る方(自宅に故郷からお母さんを迎える)、
老いを手伝いにゆく方、
いろいろです。
さて、
あけましておめでとうございます。
皇紀2671年ですね。
二重橋渡るめでたき小春かな
日の丸の旗がたくさん振られていました。
安寧な穏やかで平和な1年でありますやうに、
ですって。
今日は日本では小寒。
屠蘇気分も抜けやって、
いよいよ日本丸も動き出したやうです。
皇紀でなくても昭和はとほくなりましたね。
ちょうど86歳。
暮れに高峰秀子が亡くなり、
昭和逝く浮雲がゆく秀子逝く
などと、昭和を体現なさった方がまた消へた。
そしてもう明日は七草粥。
われわれも認知もの忘れはともかく
健康な1年を願うばかりです。
今年もよろしくお願いいたします。
11,1/12(水)晴れ
X'mas 過ぎて日ひの本もとランドセル
こんだけ増え過ぎると善意だとはいへ少し気味が悪くなってくるね。
み空明けて講書初めの日となりぬ
よく晴れ渡ったけふも小春日である。
皇居では偉い、立派な学者さんらによる講書初めがあった。
陛下は机に広げられた書籍に文鎮を置かれた。
すがすがしく淑気に光が差し込んでいる。
学門はしづかに雪の降るが好き
なんて、越後のどなたかが詠っている。
世はととのひと美と・・・嗚呼、それなのに、
ステルスが空飛んでいく胡錦濤・ゲーツ握手すそら飛んでゆく
ステルス「殲20」の試作機が同日(11日)、四川省成都で初めて試験飛行した。
ケーツ国防長官と胡錦濤主席が握手するたった数時間前だという。
「どうなってんだ」
「自分の仕事ではない」と胡錦濤。
中国におけるシビリアンコントロールに危機か。
経済協力が高まる一方、軍にとっては経済なんか関係ない、というお話・・・
(11日)午後0時50分(日本時間同1時50分)ごろ離陸。
同1時5分に着陸した。
ゲーツ氏の訪中に合わせあえて空軍力の向上をアピールしたとの見方も出ている。
中国のインターネットで出回っている、初飛行した「殲20」とみられる写真=共同
安保中国
11,1,12
「中国は平和外交政策を堅持し、一貫して平和発展の道を歩む」
2010年12月31日、胡主席は大みそか恒例のテレビを通じた新年のあいさつで、
国際協調を推進する方針を強調した。
同年12月に発表された戴秉国国務委員(外交担当)の論文
「韜光養晦(とうこうようかい=能力を隠す)」の是非について。
「国際社会には『韜光養晦、有所作為(なすべきことをする)』
を一種の陰謀と臆測する人がいるが、
『韜光養晦』とは言動は控えめにし、覇権を求めないという趣旨だ」と説明した。
「韜光養晦、有所作為」は、
1989年の天安門事件で西側諸国の制裁を受け、
91年の旧ソ連崩壊で中国が孤立した際、
最高指導者の鄧小平氏が打ち出した外交方針だ。
摩擦を最小限にして経済発展を優先する戦略で、一定の成功を収めた。
ただ、雌伏の時を過ぎ、経済力と軍事力を急速に増すと、自制を課す弊害を感じるようになった。
転機は2009年7月。
5年に1回、在外大使を集めた会議に胡主席ら首脳陣も出席し
「堅持韜光養晦、積極有所作為」
という方針を決めた。
中国の役所文学では「堅持」より「積極」の方に重点を置く。
能力について多くは語らないが行動に伴う摩擦はいとわないという強硬策を容認する軌道修正だった。
11,1/13(木)晴れ
冬の旅ポルトーフランス、ハイチでは死を悼む人涙ののごはず
もうまた1年が過ぎてしまった。
まだ80万人のテント生活者。
コレラでは3700人が死亡。
「われわれだけではなく世界中の人たちがこの日のことを追悼していてくれると思う」
ある若者は、テレビカメラに向かって真剣に訴えた。
病む子供は力なく横たわっているが、顔にたかる蠅もはらへない。
藻塩焼く手しほ陸奥みちのくしほらしく
塩竃は昔からの塩にまつわる神事が伝えられている。
藻はホンダワラになる。
TVお昼のNHKの番組で、けふが今年の一番塩になるさうだ。
それこそ手塩にかけて、ていねいに。
鯵こうてゼイゴ取りゆく冬の水
鯵もイカも朝市で妻が買って来た。
ゼイゴを包丁で削ぐように外すと、削がれたあとに血の色の鮮やかな肉身が浮かんだ。
「新鮮でしょ、ほら」と云って妻はわたしに指し示す。
すっかり息子の昼飯のおかずに全部消えた。
何事も無言の内はしづかなり(去来)
里見え初て午うまの貝ふく(芭蕉)
去来の句に付けた芭蕉の句である。
無言の道をたどって人里の見えるところまで来て、正午の法螺貝を朗々と吹き鳴らす。
鬱屈した気を一度に晴らす、絶妙な取りなしではないか。
(古井由吉・小説家11,1/9日経)
旅や盗みを司るヘルメスは空間を自在に移動し、
どの人物の内面も(昏睡(こんすい)するアダムの意識まで)すべてお見通しだ。
じ様は日がな介護ベッドでうつらとしてゐる。
夢かうつつか以外の時は我がままになる。
ヘルメスは義父の昏睡する眠りの中へ入り込む。
内が静まれば、あたりの喧騒が身にこたえる。
50歳を過ぎたら林住期、
静かなることを学べ、といふのはほんたうだ。
智笑