10,12/6(月)曇り

theでもないaでも光りはおびただし帰る電車のルミネ新宿

■帰りの電車の中から見た新宿の光は、

あれだけおびただしいのに、aもtheもなく、sもつかなく、ただ「光」なのだ、

とまるではじめて見るような驚きを覚えながらじっと眺めたのであった。

(リービ英雄・10,12/5日経)


上海は躁なの気持ち騒がせる緑、ゴールド、シャイニーピンク街にぎやかに色爆発す

Beijingたちまち空は鬱の色四角四面は政治の匂い

政治都市、国威の街にそれを隠そうとするるからある息苦しさが絶えず感じられる。


10,12/7(火)曇り

大根だき梵字まるごと頬ばりぬ

京都千本釈迦堂。

明日12/8日が御釈迦様が悟りを開かれた日だという。


釈迦堂にサンスクリット聖護院

(大根)大根の白い肌に今ではキャラメルで梵字が書かれている。

梵字はいわずと知れたサンスクリット語。


“ちょう”がつくものは何でもいいものねあなた学長わたしゃ脱腸

わたしの脱腸はようやく一昨年に手術で癒したが、

太田政男くんの学長は正真正銘のおめでたさ。

友人の太田政男くんは教授たちの選挙で選ばれて大東文化大学の学長になった。

「長」がつくものは何でも気持ちがいいものだ、と私が云ったら、

義憲くんが横から「倉ちゃんは脱腸になったもんね」と合いの手を入れた。

■私は夕暮れのキャンパスを横切るときに、

人並み以上の哀切を感じるようになったのだ(森岡正博 ・哲学者10,12/7日経)

既知の領域を超えたもの、知り合いや知人、肉親の死去。

意欲を掘り起こす、学問の意義を発見する、社会の課題に取り組む。

学長挨拶でそられのことを太田政男くんは述べた。


10,12/8(水)晴れ

サザンカが咲いたよく晴れた坂道

法務局から国金へ。借り換えの相談に行ったが、

「官業が民業を圧迫することになるので」という説明。

駐車場からマンションの坂道を上がっていくと、右手に真っ白なサザンカが咲き乱れていた。


「工夫して心砕くる思いには 花鳥風月みな料理なり」(湯木貞一・吉兆創業)

茶の道に傾倒して、その精神を日本料理に具現した。

吉兆を創業して9年後の1939年に株式会社にしています。

山本為三郎さんや小林一三さん、松永安左エ門さんら

財界の大物の方々の応援も大きかったのですが、経営手腕もすごい。

粋人でした。

しかも、料理に立ち向かう姿勢は激しく真摯だった(京都吉兆社長 徳岡邦夫)


すわ発見地球外生命モノ湖ではヒ素喰うもののにわかになりぬ

米航空宇宙局(NASA)などの研究グループが、

生物の体を作る材料として一般的なリンの代わりにヒ素を使う細菌

「GFAJ―1」を塩水湖の米モノ湖で見つけた。

GFAJ―1という細菌は各地に生息しているが、

モノ湖で採取した細菌にヒ素を多く与えながら培養したところ、

ヒ素を食べるだけでなく体を作る材料として使い増殖した。


逆噴射足りずに少しあわてもの軌道の外へはやぶさならず

残念だけど6年後に軌道が最接近。雪辱を期す。

あかつきは、はやぶさならず、であった。

250億円のプロジェクト。


10,12/9(木)晴れ

家々の窓にサメ干す坂道をNHKの人ら登り来

NHK昼の番組、長崎雲仙。

海に面し坂道の多いこの町は家々の窓にサメを干す。

海風が塩梅良く吹いてくる。けふの空は真っ青だ。


「内外でサメ肌でゆく中国にそばだつ日本鳥膚に寒む」

劉暁波氏のノーベル平和賞授賞式に参加を拒否したのは

中国のほかにロシア、カザフスタン、コロンビア、チュニジア、サウジアラビア、パキスタン、

セルビア、イラク、イラン、ベトナムアフガニスタン、ベネズエラ、フィリピン

エジプト、スーダン、ウクライナ、キューバ、モロッコ。

ところで日本は民主党内部でも亀裂が露わに。

仙石官房長官の辞任を口にするものまで出て来た。

菅さんも止せばいいのに社民党に秋波を送りだした。こ

ちらは暁波ならず秋波とな・・・

特にアフガニスタンは巫山戯てゐる。

米国並びに欧州はアフガニスタンにすでに去年までに=3兆円以上を突っ込んでいる。

日本も去年さらに5000億円を約束したばかりだ。

このカルザイという大統領は似非民主主義者、

一層のこと米国もとっとと手を引き、

中国にアフガン中東問題を任せた方がいいのではないか・・・


平和賞の授賞式に本人も親族も欠席するのは、

ナチス・ドイツを批判して収監されたドイツのジャーナリスト、

カール・オシエツキー氏の受賞以来、74年ぶりとなる。

四川大地震で倒壊した学校の手抜き工事を追及した譚作人氏や、

毒入り粉ミルクの被害者代表として政府の賠償と真相究明を訴えた趙連海氏も、

いま中国では服役中。

中国外務省の高官は

「世界で100余りの国と国際組織が、

今年の平和賞に反対する中国の立場を明確に支持した」

と豪語、台頭する経済力を背景に露骨な外交戦略を。


ノルウェー・ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長

「国連に加盟している以上、中国には人権状況で果たすべき義務があり、

国家権力が無限ということにはならない

と反論した。

今後の中国について

「混乱を招きかねないとして政治の自由化を先送りしてきたが、

自由や開放性を欠いたままでは経済にもやがて悪影響をもたらす」

との見通しを示した。

世界の平和や人権状況全般については

「第2次大戦後、後戻りする場面もあったが、

民主主義のルールは広がっており歴史は正しい方向に進んでいる

と強調した。


外務省姜瑜副報道局長は9日の記者会見で、

劉暁波氏へのノーベル平和賞授与について

「中国の主権と内政に干渉することは許さない」

と改めて非難した

■ベトナム外務省のグエン・フオン・ガー報道官は9日

「受賞にふさわしい人物や団体に授けられ、

(政治的に)利用されることのないよう願っている」

と述べ、間接的に今回の授賞を批判した。


国家主権主義と人権主義、

北京・コンセンサスとワシントン・コンセンサスとのぶつかり合いでもあった。


(「春秋」)

「去り状に無筆は鎌と椀を書き」

という江戸川柳がある。

文字を知らない夫が、離縁を申しわたす文言を綴れないので紙に鎌と椀の絵を描いた。

そのこころは「かまわん」。

つまり、再婚しても構わない、どうぞご勝手にというわけだ。

三くだり半と聞けばとげとげしいが、

じつは妻にとっても自由の身になるための証しだったことが分かる。

鎌と椀の書き付けをもらい、大喜びした女房が案外たくさんいたかもしれない。


「かまわんと手をひっつかむ年用意」

民主党の菅さんはなりふり構わず数を頼りに社民党の瑞穂にまた復縁を云い寄る。

庶民はその臭さにこちらは「たまらん」なぁ。

■オーストリアの法学者、ケルゼン「デモクラシー論」

「少数派が強力になればなる程、民主主義は妥協の政治となる」


ロゴスは生い立ちからして何か人を追い詰める。

だが日本の神は自らを語らない。

(webより)

トポス(topos)は、詩学において特定の連想ないし

情念を喚起する機能をもつテーマや概念、定型的表現をいう。

ギリシア語で場所を意味する topos に由来する修辞学用語。

日本文学における枕詞も一種のトポス。

■数学におけるトポス(topos)とは、

位相空間上の層のなす圏を一般化した概念である。

数論的位相空間。


パリではなく「巴里」なのだ。

どこにもない風景だがdejavu(デジャヴュ)の思いがある。


民主主義は、大衆の心に語りかける言葉を必要とする。

アメリカの政治家たちの言葉は時に強いアピール力をもつが、

それは彼らが歴史的伝統に培われた宗教や象徴の喚起力を駆使するからである。

「今を読み解く」ための鍵は、

その「今」という断面図を構成する歴史に隠されている。

そして「今」はもろともにあらゆる記憶の何億ともいう重なり合いでもある。

人々をトポスへと駆り出さなければならない。

■だが、西洋におけるロゴスとは目的格が明確であり、

演繹であったり、三段論法的であったりして、否定が重なり、

ねばならぬの理想のはてに、しかし、妥協に妥協を重ねた挙句、

結局は世俗的連邦国家として成り立つ以外には歴史的選択はなかった。

だが、驚くことに日本にはただ“式年遷宮”などと、

あるいはほとんど意味不明に神の存在自身がぽんと投げ出される。

そこにはねばならぬはなく、神は語ることもなく、

白い帳の中に、千木、鰹木の下にただ見えぬ空気として存在するやうだ。


toposはinspireする場所、位相空間。

特別な場所、パワー・スポット、マジカル・スポット───


大衆の心に語りかける言葉、

鼓吹し鼓舞し、感化し、啓発し、触発する。

ロゴスは歴史的伝統に培われた宗教や象徴の力を借りて語りかけるが、

toposはinspireする場所、位相空間としてただそこに放り出されているばかりだ。

たとえば東京のど真ん中に存在する皇居・・・


谷川俊太郎

僕は改行できません。

僕の存在は一行で、一行のまま僕の詩は、

ゆれつゝ動き続けているぼくを、

やはりゆれつゝとどまるところなく動き続けている他のものとシンクロナイズさせてくれ、

そのことに僕はまたいつものやうに嬉しい驚きを覚えます。

改行のできない僕は眠っている間に知らないトポスに彷徨い出て、

白い煙か靄のやうになってしまう。

とめどもなく溶暗していくことに驚きや感嘆やまた不安もありますので、

時に僕にも句読点が必要になるといったところでせうか。

■谷川俊太郎の「詩」ではなく、

「詩」の谷川俊太郎となった。


言語は億劫だ

性交は不憫だ

未来は粗大だ

自然は当然だ


詩歌は呂律だ

否定は忸怩だ

貪欲は人災だ

晴天は神慮だ


酩酊は遁走だ

貨幣は不燃だ

沈黙は寛大だ

細君は人間か


貴君は愚民だ

自我は宿痾だ

哄笑は泡沫だ

頓死で満願さ


10,12/10(金)晴れ

金はない口だけおごる噺家の何やらうまい蕎麦の食ひ方


人生は、そう面倒くさい手を抜かず回り道せずお歳暮の頃


10,12/11(土)晴れ

民主党ねじけて師走ものわらひ云ひ寄る菅に瑞穂にんまり

政権半年、首相にねじれの壁。

菅直人首相が立ち往生しかけている。

主因は衆参ねじれ国会の行き詰まりだ。

矜持はないのか、ねじけてどうする。


平和とはかくもむつかし表現の自由人権主ぬしなき椅子の

「表現の自由は人権の基本であり

人間性の源であり真実の母である。

私の行動に犯罪性は何もない」劉暁波

「自由と正義に犠牲を払った劉氏は、

私よりはるかに受賞の資格がある」オバマ大統領

■経済力を武器に、人権や民主化より政治体制の安定を優先させる。


紀貫之

貫之は日記で土佐人の気質をつづっている。

開放的で豪放らいらく、そして酒好き。温かい心の持ち主で、

別れを惜しむ情の深さもこう残した。

「さをさせど そこひもしらぬ わたつみの 

ふかきこゝろを きみにみるかな」

千年の時を超えても変わらぬ義理と人情。


紀貫之『土佐日記』

「をとこもすなる日記にきといふものを、をむなもしてみむとてするなり」

平安時代、第48代の土佐国司として4年間の任務をつとめあげた紀貫之が女性に仮託し、

離任から帰京するまでの55日間の船旅の思い出をつづった(934年)。


智笑