10,9/11(土)晴れ

秋の烏賊背青々と海の色

朝も早くから妻はスーパーにイカを買いに行く。

先着の人がいたよ、とぶつぶつ。

塩イカに仕込む。


吃水のあまりに深きそのままにグランドゼロは今も黙もだせり

イスラムのモスクが近くに立つというので

キリスト教のある教会はイスラムのコーランを燃やすとか云って、

オバマさんは慌てる。

今日は「9.11事件」の日。


「被告人は無罪」。

判決言い渡しと同時に、法廷内に支援者らの拍手が響いた。

大阪地裁で10日言い渡された村木厚子元厚生労働省局長への判決。

会見では

「信じてきた通りの判決で本当にうれしい。支えてくれた人に感謝している」

と喜びを表現。

主文言い渡しの瞬間を

「心臓が1回、非常に大きな鼓動を打った」

と振り返った。

歌の国大和の女ひとはそのままに非常に大きな鼓動を打った

感情をうまく言語化できる能力は源氏物語以来、

いや額田王やもっと以前から女性特有の才能なのかもしれない。

■厚生労働省文書偽造事件。

村木元局長に無罪 検察、立証の柱失い完敗

供述調書の信用性判断「慎重であるべき」 判決言い渡し3時間50分 。


八朔とは、旧暦8月1日(朔日)の事で、

このころ台風や病害虫の被害をこうむる事が多いため、

風雨を避け、順調な五穀豊穣、家内安全を祈る。

旧暦の8月頃になると早稲の穂が豊かに実るので、

農民の間にはその初穂を貴人、恩人に送る風習が古くからあったと言われる。

季語「八朔」NHK日曜俳壇

先生は三村純也さん

八朔や白帷子かたびらの宮司かな(中村春草)

八朔や祖先の田畑守りえず(三浦亮平)

田の面見てゆく八朔の風の中(作者不詳)

八朔の朝風巫女の挿頭かざしにも(作者不詳)

八朔の腰手拭の新しき(久保田明)

八朔や浅葱小紋の新しき(野坡やば

浅葱は水色。野坡は芭蕉のお弟子さん。

浅葱小紋は何か改まったときに着る。


八朔や魂流されし人居たり

田圃を見周りに行って増水した川に足を取られそのまま流されてしまった。

川近くには軽トラがエンジンをかけたまま停まっていた。

9/11日のニュースで。


生まれたてばかりや薄穂を揺らし

芒はまだ生まれたてばかりである。

白い穂はまだみずみずしく、なんとなく薄い緑色を含んでいる。

しかし、本能には逆らえない。

すぐに穂を揺らすのであった。


虫の音や携帯夜話の続きけり

どちらも長くながく続くのである。


謝罪あり赦しがありて唐トン辛子

あれほど8/15日には菅さんは謝ったのに・・

「中国は今回、菅首相にお祝いできるはずがない」(再選された菅さんに15日付環球時報)

中国漁船衝突事件について次第に態度を硬化、

ややこしくなってきた。

安保中国・中国外務省は11日未明、

今月中旬に予定していた日本との東シナ海のガス田開発を巡る

条約締結交渉の延期を決めたと発表した。

姜瑜副報道局長の談話を発表し

「強い不満と厳重な抗議を表明する」と批判した。

談話は

「日本が勝手気ままに振る舞い続ければ必ず自業自得になるだろう」と警告。

日本側の措置は

「国際法と基本的な国際常識に違反し、不法で無効だ」と強調した。

10,9,11


日中、強まる摩擦 、尖閣沖衝突、中国が5度の抗議 

日本側「違法行為は明白」。

中国側が東シナ海のガス田協議の延期を一方的に発表し、

戴秉国(たい・へいこく)国務委員が12日未明(しかも休日)に

丹羽大使を呼び出したことにも日本側は不信感を強めている。

10,9,14


柳条湖事件から79周年となる18日に合わせ、反日デモを呼び掛ける動きも。

中国のインターネット上では

「18日9時18分に北京の愛国青年は日本大使館に集合」

「18日は上海で大規模な反日デモ」などと抗議行動を呼び掛ける声が。

日本の中央省庁や都道府県などのウェブサイトへのハッカー攻撃を促す書き込みも出ている。

「国家主権と領土を守る意志と決心を十分体現したものだ」(姜瑜・外務省副報道局長)。

10,9,16


おっかないねへ。

手痛い“赤トンガラシ”だ。


おっかない顔をなさっているこの方が───

来日中のアーミテージ元米国務副長官は15日、日本記者クラブで会見し

尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺での中国漁船衝突事件について

「日米関係が冷え込むなか、中国は(領有権問題で)どこまで許されるのか試そうとしている」と。

そのうえで

「いかなる領土も日米安保条約の対象になることを中国は認識すべきだ」

と語り、中国政府をけん制。

たのもしい・・・

10,9,16


谷啓も逝ったかガチョーンそんな日も

かくして戦後の昭和はどんどん遠ざかっていくのでありました。


里芋の葉喜雨にぎやかに玉を置き

芋の露連山影をただしうす(蛇笏)───

すごい句だねへ。


あゝ金波銀波偏頗の酔いなりき

嬉しさに飲みすぎるとアセトアルデヒドによって偏った頭痛に。

ああ、偏頗である。


鶏頭や鶏冠の眼の赫赫と

ケイトウの赤。

鶏頭の十四五本もありぬべし(天才子規)───である。


「父といふ恋の重荷に似たるもの失ひて菊は咲くべくなりぬ」(馬場あき子)

など、「父」を悼む歌が並ぶ歌集である。

べし、べき、べく・・・ムツカシイなぁ。


うら若きこほろぎ秋の灯に出でて古き世の声しみじみと鳴く(馬場あき子)

掲出歌は「阿古父あこや」(1993年刊)の一首。

「蟋蟀」

コオロギは、日本では古くキリギリスとも呼ばれた。

古代歌謡の神楽歌に、「蟋蟀(きりぎりす)」という歌がある。

どのような節が付いていたのか知らないが、

神の前でうたう歌謡に登場するのだから、存在感のある虫だったに違いない。

「蟋蟀の 妬ねたさ慨うれさ や 

御園生に参りて 木の根を堀り食むで 

おさまさ 角折れぬ……」

御園の木の根を掘って食べたので、触覚が折れてしまった、と悔しがって嘆くコオロギ。

囃子ことば「や」「おさまさ」といい、何ともおおらかな歌謡である。

今年もまた、コオロギが鳴きはじめた。

綴れを縫うように、古い時間をつなぐように、深い草群から呼びかけてくる。

(歌人・佐伯裕子10,9/11日経)


世のはてのその昔より聞こへくる声ツヅレサス地より湧き出ぬ

「肩刺せ、裾刺せ、綴れ刺せ」と聞こえたらしい。

夜遅くまで針仕事する女性たちが、その澄んだ声に慰められていたのだろうか。


甘草の芽のとびとびのひとならび(高野素十)

翠黛すいたいの時雨れいよいよはなやかに(高野素十)


若さとはこんな淋しい春なのか(住宅すみたく顕信)

作者は若くして白血病で亡くなる。


日経日曜俳壇

墓碑に水われは茶を断つ原爆忌(中村誠示)

夕焼や少年の魚篭蟹騒ぐ(坂本玄々)


慈薫尼

全国に13ある尼門跡(尼門跡寺院は、皇族や貴族の娘たちの寺である)

の筆頭寺院が大聖寺である。

京都御所にほど近く、同志社大学に囲まれ、ひっそりとある。

入ってすぐ左に門跡だった花山院慈薫尼公の歌碑がある。

「九品仏慈悲の眼の変らねば いづれの御手に吾はすがらむ」


慈薫尼は藤原道長の流れをくむ花山院家の出身。

著書の「あやめ艸(ぐさ)日記」には、たくさんの歌がおさめられ、

どきりとするほど素直な作品が少なくない。

「友と別るる灯ともし頃のはかなさを四条通に夕刊を買ふ」

「仕合せは何ぞと人は問ひかくる悲しき吾の心知りつつ」

「悔いはその瞬間よりも高まりて夜ふけひそかに唇をかむ」


10,9/13(月)くもり

蔓辺とられ虫鳴き朝ハ烏からす啼き

朝顔の蔓がパキラの葉に絡まろうとしている。

ベランダの下の方から虫のか細い鳴き声が聞こえてくる。

対面の成女の体育館の屋上の柵にカラスが舞い降り、

しばらく「カァ、カア」と啼き出した。

私はまだ床の中におり、ほとんど夢うつつのまま、輾転としている。

男や女が出て来てなんだかがやがやしている。

時たま見せる女の苦しそうな表情。


「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば 忍ぶることのよわりもぞする」

式子内親王は平安末期の後白河天皇の第3皇女。

「新古今和歌集」を代表する歌人で、多くの恋の歌を残している。

定家がお相手だったとかも・・・


三浦さん頬にのの字の面白さ「これでいいのだ」一皮むけた

あの百恵さんの旦那さんである。

いつもシリアスな役柄が多かったと思うのだが、

“カロリー・ゼロ”のビールのコマーシャルでほっぺたにのの字くっ付けて、

のほほんと「これでいいのだ」と。


シュワちゃんの新幹線を明日に乗る代表選を明日に待ちつつ

菅さんと官邸で談笑するカリフォルニア州知事シュワちゃん。

代表選は明日。新幹線の搭乗も明日。

■翌日、石原都知事と談笑する映像が。

「リニアにも是非乗ってよ」───と。