10,1/27(水)晴れ
夙つとであり宿痾しゅくあにならむ空の碧手形乱発連立の鳩
「温暖化ガス削減25%」「東アジア共同体」「子ども手当」「対等の日米同盟」
恬てんとして空しく空くうを見つめたりいつ本心を明らかに鳩
連立学級政治が大人同士の対等の同盟を語る。
名護市市長選挙で稲峰さんが当選。基地の移転は難しくなった。
日本は市場においてもたとえば欧州のレーダーからは消えてしまっている。
外交安保でも米国外交では下位に押しやられている。
「意図せぬ孤立は(軽く見られている)ということであり、
国際社会における(罰)である」(猪木武徳・国際日本文化研究センター10,1/27日経)
西武では文化発信もうやめた銀座の柳ユニクロわらふ
西武デパート有楽町店(1984年開業)閉鎖へ。
高感度革新女性への総合生活産業の文化情報発信をとオープンしたが
カジュアル、安売りには勝てなかった。
時代にすっかり置き去りにされてしまった。
ユニクロ社長は柳井正。
相対接客、文化創造よりも商品回転率(個数×低価格)の世の中になった。
かくて、ユニクロ栄へ国滅ぶ・・・なのであった。
■地域に根ざした個人百貨店がTVで紹介された。
高齢者老人にマーケットをしぼりつくした。
1年に1品しか売れなくても、ああそこへいけばありました、というような品揃え。
「そこにいいことあれば、またお客様は来ます」。
“500㍍圏内、100%シェア”。
老人たちの散歩道の日課になった。
お買い物して、知り合いと立ち話したり挨拶を交わしたり、
夫婦でお茶をいただいてお家に帰っていく。
3Dのアバターが抜くタイタニク異星の深き森の空翔ぶ
キャメロン監督の「タイタニック」の興行収入をキャメロン監督の「アバター」が抜いた。
観る人が鬱になるほどの実際感があるさうだ。
映画の画面の中に閉じ込められる。出て来れなくなる。
この謀はかりごとは新しい時代の進化なのか。
土手に下り水仙空を放擲ほうてきす
この人はいつも留守にす野に出でて人の心の轆轤ろくろを回す
しかし、そろそろ年貢の納め時だな。
庶民感情をないがしろにしたツケが回ってくる。
辞めなさいという声が津波のように高まってきている。
無党派層では説明に納得できないが=86%。
国会議員を辞職すべきだが無党派層で=55%と=5割を超えた。
国会を留守にして地方や団体を回っている。
追従は1位、山岡賢次、2位、輿石東、とある。
米沢や雪菜も白し雪娘
雪下に早く出してと雪菜かな
秋にいったん収穫し、わらで囲って雪の下にする。
雪菜はユキノシタでもう一度育つ。
雪娘はもうそれこそきゅんきゅんに白い。
殿様とお坊ちゃま政治長くあり失はれし日本いまは瀬戸際
細川護煕殿様は今月、日経に「私の履歴書」を執筆中。
殿様はやっぱりお殿様だねへ。
自己満足ばかりで、庶民の暮らしは眼中にない。
「人生五十功無きを愧はず」(ご先祖、細川頼之)、
60歳にして「桜守り」を任じ、世事を放擲し、
湯河原で轆轤三昧はよろしいけれど、なんだかなぁ。
庶民は取り残された感じだ。
縁ゆかりの白洲次郎といい、この人たちには
本当の意味での“ノーブレスオブリージュ”が感じられない。
noblesse oblige(仏)。
途中で放り出してどうするのだ。
10,1/28(木)曇り
「そろたそろたぁよおー花笠そろた・・・」
山形飯豊町、雪が普通の人の背丈を超えて積もっている。
雪が深くて家から出られない。
長い冬を菅(「すぎ」に近い発声)を織るしかない。
「今年なんか雪、少すぐないですよ」。
雪の道を通って家に入ろうとすると雪の上に点々と動物のものらしい足跡が――、
「たぬきから菟までよく遊びにくんですよ」。
伊藤よしさんはもう菅笠を編んで50年も経つ。
家の中に案内しながらふと廊下の鴨居を見やると燕の巣があった。
夏場は戸を開けとく燕もやってくるのだそうだ。
全員家族なんだ。
部屋に入るとガスストーブの上に薬缶が湯気を立てていた。
年配の男性が一人と、3人の嫗が菅笠作りに精を出していた。
「朴の木がええんだよ」と年配の男性が云う。
まずは「うるかす」。
笠の骨組みに仕立てる朴の材を盥の水に深く浸した。
「こうすると――」、折れることもなくよく撓ってくれる。
しごくようにたわめて笠の土台になる丸い枠組みを作った。
「山から刈り取って来てな」と伊藤さんは手振りで話す。
夏場には田圃の道に青々とした菅草が道いっぱいに干されて、
それが水分が抜けるとこの真っ白な美しい線維になる。
白くないと美しい笠にはならないのだ。
笠はそうやって分業で仕上げられて行くのである。
次が「からみ」という作業で、かさの骨組みに白い菅を器用に巻いていく。
それが円の形の横だとすると、
今度は菅笠の縦の線維を木組の下の部分から頭頂部に向って仕上げる
「つけ」という工程に入る。
特に巻き付ける下の木の枠組には糸できっちりと巻きつけるので、
それで指は「痛ぐ」なるほどになる。
だんだん笠の形になってきた。
最後は「しめらかす」ということになった。
笠の上から全体に霧を吹いた。
「すぎ(菅)をやわらかくしてね」、
そうやって最後は懇切丁寧に縦のものと横の下の線維とを縫い合わせていった。
赤いお花を付けると真っ白な花笠が出来上がった。
黄色いシミが浮いた障子を開けると隣の部屋に踊り手のお姉さんたちが控えていた。
「もう10年も使わせていただいています」
となかの一人の女性が少し黄ばんだでも艶っぽい花笠を指し示してくれた。
丈夫なんだね、十年も・・・。
「そろたそろたぁよー」、音楽がかかる。
部屋はぱっと花が咲いたように賑やいで、女性たちはしなをつくり円になって踊った。
よっしゃあまかしょうしゃんしゃんしゃん。
「こりがらも一生懸命作りますよ。ありがとうございます。
いっぱい作りますから、きれいにいっぱい踊ってください」。
伊藤さんは恥ずかしそうにそう云った。
最初、お嫁に来てお姑さんに教わった。
きつくてえらぐてたいへんつらかった。
でも今は感謝の気持ちでいっぱいです。
薬缶が湯気をだしちんちんいっている。
一冬におよそ300個くらい。たいしたお小遣いにもならないけれど、
夏になる、
全国から観光客が訪れて、花笠音頭は街いっぱいに踊り出される。
菅を織る飯豊花笠雪深く踊る音頭に老ひ華やげり
こういう無数の無名な方たちが日本の文化と末端を支えているんだね。(NHK昼)
けあらし(気嵐)は、北海道の方言。
「サンピラー」、「ダイヤモンドダスト」・・・幻想的な風景。
けあらしや川面を渡る鶴の聲
けあらしや鶴の影絵の動かざる
けあらしに鶴の溶けゆく湯浴みかな
北海道鶴居村、
「鶴に選ばれた村ですから、鶴を大事にしませんと」。
村の小学校では生徒たちがトウモロコシを素手で剥く。
鶴の餌作りである。
紅葉のやうな小さな手の平が真っ赤になっていく。
堀尾さんは村の出身で村の工場で鶴の置物を金属でこさえている。
やはらかい小さな鶴のシルエットが浮んだ。
湯浴みついでに――
暢気だね猿も湯浴みや地獄谷
長野県湯田中温泉地獄谷。
塩飽しわくでは餅搗く老爺歯欠けた
香川本島の塩飽海軍。
昔々、織田信長や秀吉に仕えたこともあったさうな、
瀬戸内随一の船の使い手。
笑う老爺の口のなかは歯欠けだった。
地域地域にはかくのごとく閉鎖経済がある。
それらは一見市場とは無縁な、関係特殊的技能によって支えられている。
儲けようとしてではなく、ほとんど愛情から発せられているかのごとくだ。
地域で信仰のごとく循環する経済と、
中央の活気ある成長の経済をリンクさせる。
地域は配慮あるお互いの見守りのなかに佇む。
品格ぞまたこの人か朝青龍鼻をへし折る酔った勢ひ
1/16日、麻布、午前4時、
横綱朝青龍は飲食の帰り、酔って暴力傷害事件。
本場所中に一般人に怪我を負わせる。
隠蔽の疑いも。
おりしも内館牧子さんが横綱審議委員を降りた。
「150%アスリートとしては認めるが、横綱としては認められない」。
綱の重み、横綱の品格があらためて問われている。
引退勧告で一致か。
a spoonful of happiness 庭に X'mas roses
吉原家のお庭にはクリスマスローズが咲き始めました。
ラブソング聞えて彼はマッチョなの
「I will follow him」『天使にラブソング』である。
チャチャッツ、チッチャッツ、チャチャッツ、チャチャチャチャ、
チャチャッツ、チッチャッツ、チャチャッツ、チャチャチャチャ・・・
「わたしはもう彼から離れられない」。
Him は「ジーザスJesus」。
義憲くんが来た。また酔っちまった。
白い腹黒い腹など立ち並べ臍へそのピアスを携帯で撮る
「もうそれでチューしたの」「未だ」――。
ゲイの方たちがカウンターで盛り上がっている。
二人のゲイの若者が立ち上がって、自分たちのシャッツを腹の上にたくし上げた。
お臍にはピアスが光っている。
隣の村上さんがそれを携帯カメラで撮った。
カマを喰ふブリカマを喰ふオカマかな寒さ厳しき寄っておいでよ