毎週月・木曜日配信

《外為コサックダンスレポート》I will dance cossack

         when winning a great VICTORY.



2009年10月8日

(某ディーラーの独り言)

昨日、円は一時的にひとつの目処とされている87円台目前まで行き87円台突入態勢に入った。これは藤井財務相の『為替変動は静かに見守る』発言で投機筋が仕掛けてきたのだろう。藤井の爺さんもう黙っていて頂戴。輸出企業が泣いてまっせ!

10月6日、豪中銀(RBA)は政策金利を0.25%引き上げ3.25%とした。市場コンセンサスは3.00%の据え置きだったのでポジティブサプライズとなって豪ドル上昇の展開。

豪は主要国で一番早く経済回復していると言われていたが、それを利上げで応えた形になった→直前に当局者が3%ではいかにも低金利だ」という発言も影響したのだろう。これをキッカケに下がり過ぎの各国の金利が反転するや否や?各国の中央銀行の対応に注視すべし→本日、BOE(イングランド銀行)、ECB(欧州中央銀行)が政策金利発表。そして、低金利で順調に上昇してきた株価への影響はどうなる?いずれにしても、本邦の当局者は「他の国が利上げしたからウチも」と…調子にノッテ利上げだけはしない方がイイと思う。過去に何度も失敗してきたことだから。日銀は「利上げしたい病」があるからな~心配だ。

今の為替マーケットは「円高というよりもドル安」という方が正しいと言える。

それはドルインデックスが春先に90円前後だったものが今や77円割れのところまで下落しているからだ。何故そんなにドル安になってしまったかというと「①リーマンショック後の景気回復のために公的資金としてドルを増刷したこと」「②ドル高を支えてきた本邦・中国が米国から東アジアに投資を転換してきていること」「③中国の米国債売り越し、本邦の米国債購入額の減少円高容認やら円売り介入停止したこと」「④低金利通貨のドルを売って高金利通貨を買うキャリートレード増加したことが要因だ。当面、ドル/円は年初来安値87円を目指すことになると思う。ちなみに、ドルインデックスとは株式市場でいうところの日経平均にあたる。


Uとの


昨日英毅とボタちゃんが来たよ。
10/10日は英毅の誕生日。
53歳になるという。
たまたま渡会も来ていて、こちらは間もなく還暦だって。
おっそろしい話だね。
歳はどんどんとって行く。

さて近頃のキーワードは「3G」なんださうだ。
①Gold(金)
代替通貨としてドルと逆相関。
最高値を更新し続けているようですね。
②Government(政府)
米政府は売られてます。
財政悪化に低金利、債券相場は上昇です。
③Global(世界化)
グローバル企業が買われています。
「世界を買い、国内を売る」
NYのヘッジファンド、ピコニック・パートナーズはこの戦略で金融危機を乗り切った。
買う株は海外で稼いでいる米企業だ。
「回復しても米経済の成長は鈍い」。
こう読むビル・ハーニッシュ社長は、
過剰消費時代を終えたのに内需にすがっている企業には空売りをかけるのだ。

米国は「巨大な田舎」。
広大な大陸に人・物・カネを備える国内完結型の米経済はこう呼ばれてきた。
だが、危機は、懐の深さを誇る構造に終りを迫っている。

日本もだよな。
内需、内需も大事だけれど、
企業はここ数年内に、
必死こいて海外に出かけるか、海外に目を向けなくてはあきまへんね。
海外で稼いで本邦に仕送りする。
新年度から適応された税制改正<海外収益・配当金の課税免除>
企業の海外子会社が収益や配当金を日本の親会社に送金する際に課税を免除する制度で、
米国で実施された「本国投資法」(Homeland Investment Act)
※米多国籍企業の利益・配当金、余剰資金を米国内に送金する場合税率緩和
HIAの日本版とも呼ばれる。課税を嫌がって海外子会社に蓄えられていた内部留保が、
税制改正で日本に流れ込みやすくなる。
新年度に数百億円が一気に→8000億円程度の還流額に(円高圧力)。
■海外からの配当課税撤廃。日本版<本国投資法>。
三井物産は=1500億円など海外より(09,5/22日経)。
2007年末、海外内部留保=約20兆円。仮に円転されると→円高に(09,8/27日経)

そんなわけで、藤井大臣の“ハンズオフ”もあって、
円高傾向が続くわけだ。
・円高は交易水準を上げる(購買力→内需)。
・円高による産業構造の更なる転換。
・出稼ぎ「仕送り国家」へ。
昔は東北の父ちゃんも、俺ちの父ちゃんも、
よく出稼ぎに行って、仕送りしてくれたもんだ。
「円安信奉」ばかりではあきまへんな――
大臣の顔赫々と秋暮れて
みんなまだまだやる気十分。

智笑