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《外為コサックダンスレポート》I will dance cossack
when winning a great VICTORY.
2009年9月21日
(某ディーラーの独り言)
シルバーウィークも無縁の為替ディーラー、今朝も早よからディーリング。
先週末、本邦マーケットはシルバーウィーク前のポジション調整の動きに終始した。
本邦の大型連休中は「海外の投機筋が仕掛けてくる」ことが多いので要注意→円高方向に飛ぶことが多い。
藤井財務相の「為替不介入発言」は米財政出動による「米国債のバラマキ」で《どっちみち近い将来ドルの大暴落を招き、更なる円高を呼ぶので今更この水準で円売り介入に入っても焼け石に水だからムダ》だという考え方からきているような気がする。もし、そうであるなら近い将来「ドルの暴落を本邦当局の高官が認めている」ということになってしまう。こんな中でも本邦は暴落する可能性の高い米国債を購入し続けなければならないというジレンマ。
本邦銀行株の下落が続いている。これは国際決済銀行(BIS)が「銀行の自己資本比率の規制」にのりだしたことが要因だ。今までは資本は「中核資本(資本金)」の他に「補完的資本(株式・債券・為替の含み益)」が認められていたが、「補完的資本が認められない」ことになってしまった。且つ、不況時に優先株の増資で自己資本を厚くしてきた本邦銀行はその「優先株も自己資本への算入が認められない」可能性がでてきた。こういったことが「補完的資本と優先株」を含めて国際業務に必要な8%をクリアーしていた大手銀行の株の下落を招いたと考えられる→貸し渋りへと発展の懸念がある
Uとのへ
平成の徳政令は亀ちゃんの鶴の一声株価は下がる
市場はすぐに反応した。
松平定信も「寛政の改革」(1789年)、水野忠邦も「天保の改革」(1841年)で
智笑