09,7/25(土)晴れ
浪花には船渡御とぎょありてお江戸には墨田の花火梅雨の空あけゆく
今日は久しぶりにいい天気となった。
お舟に乗ってご神体が本宮からお旅所に、
隅田川では夜空を彩る2万発、94万人が酔う。
ジャマイカのボルトが100㍍=9.91秒で風を裂いた。
しかし福岡九州地方と防府市山口地地方には引き続き記録的豪雨が降りついでゐる。
下がりをりし蛍光灯の紐に憩むコガネムシこそ夜の輝き
部屋に飛び込んで来た。
私の下着に最初たかっていたのだが、写真に撮ろうとしたらウンチを漏らして飛び立った。
その後は蛍光灯の紐にずっとたかってゐる。
くすんだ深い緑色の背が輝いてゐる。
またぞろに姥捨て山に火をつけるもっと働け税を諾うべなう
成るほどね、80歳過ぎても働いてもらって納税者になってもらったらお国は助かりますよね。
太郎ちゃんは老人にも「働けぇ、働けけへ」と弁舌した。
「高齢者は働くしか才能がない」
「日本は65歳以上の人たちが元気。その元気な高齢者をいかに使うか。
・・・働ける才能をもっと使ってその人たちが働けばその人たちは納税者になる。
日本の社会保障は全く違うものになる」。
労働は働き疲れて夜床にうなだれるヨブのごとく、
労働自体がアダムとエヴァの禁断の果実以来の罪そのものになってしまったのか。
(横浜市内で開かれた日本青年会義所(JC)の会合での挨拶で)
隠居文化というものもあるのだ。
太郎ちゃんの云ふ「安心社会」とは何ぞや。
1階部分に生涯の「年金」があって、
2階部分には“まさか”の医療保険が、
そして誰しもがたどらざるを得ない「介護」があって
ターミナルケアから「看取り」へ、
行政がどのくらい公平、効率的(持続可能)に関与できるか、ということであらう。
ついつい本音が出てしまう。
底辺の水を飲んだこともないボンボンが云ひさうなことどもである。
民草の臣たる一国の宰相がこのやうなことをついとは云へぽろりと漏らすとは
全く以って情けない限りのことである。
合歓
昼間見し合歓かうかのあかき花のいろあこがれの如くよる憶おもひおり(宮柊ニ)
作者20代のころの歌である。
昼間見た花の色、追想に浸る若者の孤独が浮かび上がってくるようだ。
(大辻隆弘・歌人09,7/25日経)
09,7/26(日)晴れ
NHK俳壇兼題「夏料理」選者・片山由美子
ゲスト・中島信也・コマーシャル制作プロデューサー
蔵町を河が流れる夏料理(金井きい子)
湾の灯の遠くなりゆく夏料理(芹沢一仙)遠近法。
コンチキチンはるかに聞え夏料理(村岡純子)
松島に月の出を待つ夏料理(山田一政)
眼前に山脈を置く夏料理(縣展子)
しばらくは月に灯さず夏料理(村井良一)豊かな時間が過ぎる。
美しき緑はしれり夏料理(星野立子)
父虚子の提唱した花鳥諷詠、客観写生の句を基としながら、
自然やなにげない日常の生活を女性らしい細やかな感性で発展させた。
坂道の終りの空の山椿(中島信也)
花鳥諷詠四季を詠みたい。句会はフェアでいいですね。座の文化です。
「夏料理」をエクササイズ
茄子焼いて氷に沈む夏料理
夏料理夕ころあひのギンヤマン
ひとしきり蝉鳴く声を確かめり
土石流八岐大蛇やまたのおろち駆け下る出雲スサノオただタタラ(踏鞴)踏む
出雲は鉄の産地だ。
たたら鉄のための燃料に大量に山林を伐採したのだらうか。
山は怒り鉄砲水を大蛇と流した。
スサノオは大蛇を退治し、尻尾からは天叢雲剣あめのむらくも(草薙の剣)が出てきた(「日本書紀」)。
富士たらたら流れるよ月白にめり込むよ(金子兜太)
酒やめようかどの本能と遊ぼうか(金子兜太)
冬の水一枝いっしの影も欺かず(中村草田男)
ゆさゆさと大枝ゆるゝ桜かな(村上鬼城)
芋の露連山影を正うす(飯田蛇笏)
遠嶺とおねより晴れわたり来て秋桜(深見けんニ)
呼吸臭し見苦しあつし議事堂の田舎芝居の役の足りなさ
首相の専権事項、強大な権力でもって議員数百人の首を切った。
さあみんな一斉に自分の選挙区へ帰ったが・・・。
政治家の作法問わるる選挙戦槿むくげの花の涼やかなりし
槿は韓国の国花だが。
■民主党が対米同盟に対する軸がぶれ始めた。
インド洋沖給油、ソマリア沖海賊自衛艦派遣、普天間基地移転、米軍再編グアム移転・・・。
青空や思いの丈を立ち葵
墓石にト書きを立てて立ち葵
明日からまた雨っぽい。前線は本州の真上に。
鳩ヶ谷は弾多き街3回目信管を抜く汗の滴り
自衛官が土のうを積み上げた穴の中に深く下りて、1㍍を超える不発弾の処理をいそぐ。
自衛官の額から汗が滴り落ちる。
この地域はもう不発弾が3回も出てきて、その都度住民は避難させられる。