09,6/5(金)

梅の実のかたくなにまで尻を向け

川畑が自転車に乗ってやってきた。

コイン駐車場が月=80万円も稼ぎ出してくれる。

相変わらず電波障害パルスの被害のはなしをする。

鹿児島のお母さんは95歳、まだら認知ということだった。


体液の鑑定といふ無実かな無念の思ひ冤罪の闇

1990年足利事件、保育園女児殺害。

衣服についた体液の当時のDNA鑑定による自白強要

菅家利和受刑者(62歳)、再審請求前の釈放。

17年半の冤罪の闇であった。その間、母が亡くなっている。

根底に残るのは検察、裁判所に残る「自白は証拠の王」式の考え方がある。


娑婆に出て雨も緑もちがひけり

菅家利和さん、17年半ぶりの春の雨である。

自由がなかったから、規則規則で・・・。

切符の買い方、駅の改札、蛇口に手をかざす──。

すっかり浦島太郎になっていた。最初から一からやり直したい。

釈放はされたが、無期懲役の刑はそのまま続いている。

「疑わしきは被告人の利益、と言いますが、まったく分かりませんよ」


母娘箪笥の裏に緑雨

箪笥の整理をしている。


とびうおの翔自慢気に妻広げ

朝一番のスーパー三徳でついつい目が合ってしまったトビウオさんを買ってしまった。


走り梅雨義父は文庫と鼻眼鏡

2階にしばらくいたと思ったら、開高健の文庫本を持って下りてきた。

雨が降るとお百姓さんは急に暇になってしまう。


大根の糠床まわす天気かな

明日の上高地に大根の糠漬けを持って行く。


麦秋や雨は降れどもあたゝかく

麦の穂はすでにパンパンになっている。


ローカルな天気予報は雨ばかり

山梨の天気予報は雨ばっかりとなった。上高地行き、大丈夫かしらむ。


古びをりし衣桁をおいて更衣

母と娘は箪笥のまわりをうろうろ。衣桁が立てかけてある。うつすらと埃が、・・・

漆も剥げかけて、もうだいぶ使われていないのだ。

孫が小さいころいたずらにぶら下がったり・・・。

雨の日は母も娘も箪笥のまわりをうろうろと。


床の間に菖蒲を活けし正座せり

紫と白の花菖蒲。


糠篩ふ姉さ被りを雨の音

ば様は夕食後また土間に下り糠を篩ふ。


唐黍の笊に盛られて売られけり

早々とスーパー岡島の入口で1本=100円と云うので妻は思わず2本買う。


いちご狩りわたしもいつか車椅子

山梨の前田克己さんイチゴハウスをサラリーマン生活30年後に。

バリアフリーとか結実後は無農薬とかいろいろ工夫。

イチゴの種類も増やして、お客様の来園数を増やす。


ごねまうす邦夫はますます居丈高親、祖父の顔御簾の中から

邦夫は決定的な太郎の人事ミスたなぁ。

お互いのじい様たちはミスの向うから心配になって覗いているのでは。

「総務大尽の人事認可権限を行使したい」。

「選挙に影響、怒りをもって見ている」加藤紘一元自民党幹事長。


かの人をおとな子供と云ふならむ秋葉事件もひととせを過ぎ

太郎、邦夫にみる幼児性という同根。

秋葉事件は6/8日で1年、宅間・池田小の事件は8年経つ。

すべては心にもつ複雑系の欠如から来る単純さ。

もっともらしさと正義ぶり、殺人犯の独りよがりの単純系は今の日本に見るおぞましき同根である。


日本語(鹿島茂)

日本語はハイブリッドである。

漢字を輸入しながら、日本人はそれを「訓」で読むというハイブリッドな融合の方法を考え出し、

さらに「ひらがな」、「カタカナ」を発明したが、漢字を消滅させることはなく、

世界でも解読が最も困難でありながら、最も情趣に富む「書き言葉」を発明するに至った。


一高

1874(明治7)年、東京英語学校として開校、

その後、東京予備門、第一高等中学校を経て、第一高等学校に改称した。

1890年に一高の精神的支柱となる完全自治の全寮制がしかれている。


09,6/9(火)晴れ曇り

留守中に恋のマーチの進行すムーミンでなく事のたしかさ(6/7日)

息子がG・Fを留守中に家に連れてきたという。

娘は急いで部屋を片付けたりきれいにした様子だが、自分の顔をなおすのを忘れた。

すっピンで会うことになったという。


紫陽花

わが心はあぢさゐの花 思ひ出ばかりはせんなくて・・・

紫の花咲きそろひ走り梅雨

いよいよ東海地区までやって来た。


蝸牛、カエルにカメや梅雨の入り

紫の花咲きそろひ走り梅雨いよいよ東海地区までやって来た。


お天気のねえさんの腹梅雨入りぬ

どうも妊娠後期の様子だと妻は云ふが。


カメ 石にねぶたき朝の梅雨晴れ間

実家の除草機の疲れも出たか。


ループせりイルカと少女梅雨の空

品川水族館。少女は50倍の難関を潜って訓練士に。

いきいき、はきはき、かわいらしく。雨はまだ空にくぐもってゐる。


裂織きれおりや箪笥から出す綾の色

勿体無いのだそうだ。みんなして箪笥から出して、裂にして織り上げると以外な新鮮さに。


草河豚ののっ込みをかし海の色

横須賀のどこぞの海岸で、河豚は押し寄せ海は泡だってゐる。


指に眼があるかも知れぬ辻井さん「これがスタート」ピアノの人は

ヴァン・クライバーン米国国際ピアノコンクールで優勝。

辻井伸行さんは生まれながらの全盲である。

「ピアノと一体になって彼には生活があるという感じで、・・・今回の優勝は感無量です」

と同行のお母さん。

「これはスタートで、もっと大きい器のピアニストを目指したい」と辻井さん(25歳)、東京芸大生。


新作の「1Q84」絶好調春樹現象初夏の雲

発売一週間で=100万部突破。

イスラエル賞でのスピーチがあまりにも格好良く鮮烈だった。


あぢさゐの毬色深む人逝きぬ

節子叔母さんの旦那さんが亡くなられた。直也くんの父上である。ガンだったようす。