09,4/12(日)晴れ

雪しずり春の回廊鳥啼きぬ

今年はふんとに冬が短かった。


筍とうくいす競う里の山

緑の竹林に風が光る。筍は芽が出てしまってはダメだ。急斜面を這いつくばるように登っていく。

鶯が啼き零れる。今日は筍が大量だ。満載したトロッコがゆるくカーブをえがいて竹林の中を下ってくる。


菜の花は突っぱづれなり呵呵大笑

いはずと知れた、「菜の花のとっぱずれなり富士の山」(蕪村)


菜の花は咲いたか雀取り沙汰ス


春愁や目玉の痒さ花粉どき

夜の夜中に、痒さで目が覚める。ついでにトイレに行く。また眠れない・・・。


ひそみゐていづくかと聞く春の鳥

それにしても、鳥を撮る方たちはゑらいもんだねへ。

こゑ聞けど、姿は見えず。


一茶

菜の虫ハ化して飛けり朝の月

一茶の新しい句が見つかった(09,4/11日までに)。

架空の美女「玉藻前」の昔話に一茶が抱いたイメージを詠んだものとみられる。

句日記が貼られた掛け軸の筆跡鑑定などで一茶のものと判定。

羽生へてな虫ハとぶぞ引がへる

1804,4/2日のものと推定される)


日経日曜俳壇

ながらへて今日といふ日を多喜二の忌(稲垣長)

サハリンはまだ寒からう鴨かへる(和城弘志)

みささぎの水が一番種下ろす(近田じゆん)籾種を苗代に蒔く。

担任と父母の声春障子(塩野谷慎吾)

信長と似し夫とゐて悴まず(岡本妙子)

咳の子のトランプ遊びきりもなし(林達夫)


虚子

子規逝くや十七日の月明に

34歳子規亡くなる。子規24歳虚子17歳の出会いから。1902,9/19日、没

土佐日記懐にあり散る桜

紀貫之は土佐にゐるとき女の子を亡くしている。

虚子も女の子を亡くしている。昭和6(1931)年。


万緑や力をこめて鐘をつく(下村非文)


09,4/13(月)晴れ

タイの人なに考えてコップンカ~赤いシャツはただに雛罌粟こくりこ

黄色は「反タクシン派」、

赤色は「タクシン派」、

緑は「軍隊」。

シャツの色に気をつけるようにと旅行会社の人は。

ASEANの会議が流れた。アシピット首相は戒厳令を発布。

「コップンカ~」ありがとう。


ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟こくりこ我も雛罌粟

1912年(明治45年)5/5日

日本を出発した与謝野晶子(34歳)は、5/19日、パリ北駅に到着した。

晶子は<ひなげし>と日本名でいっているのに対し、さすが、

寛はフランス風に<コクリコ>と同じ花でもいい方が違うのがおもしろい。