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《外為コサックダンスレポート》I will dance cossack
when winning a great VICTORY.
2009年3月16日
(某ディーラーの独り言)
今回のG20は開催前に振れた円安を保ちながらの開催だったが為替は議題に上らなかった。昨年末からの本邦の円高水準以外は各国ともに居心地の良い水準なのだろうか?しかも、会議では具体的な内容はほとんど出ず、米の積極的な財政出動に対し欧州の消極的な態度という構図に終始したようだ。G20も若干、形骸化した感も否めないのか?
例年よりも相当少なくなったが3月の円高要因であるリパトリの円転もここに来て多少出始めてきているようだ→時々値が下に飛ぶ局面があるのでドル/円・クロス/円ともに今の相場の円安圏内で戻り売りが有効とみた。
12日、対ユーロ相場がフラン高に振れすぎていたためスイス中銀がフラン売り・ユーロ買いの為替介入を行ったことで円売りが加速した。今まで本邦の円売り介入は介入度に国際的批判を浴びてきたがスイス中銀の為替介入で日銀の円売り介入もやり易くなったかもしれないので要注意。
何故、フラン売りが円売りを加速させるかというと両通貨ともに「同じ様なキャラクターの通貨」であるということと「自国通貨の介入売りというと円が連想」されるということがあると思う。
シティグループの公的管理下を初めとしてこれから他の米金融機関も同様の境遇に陥るのは想像に難くない→国有化へ。
金融機関の国有化は果たしてどういう影響を与えるのか?国有化ということは政府が経営責任を持つということだからマーケットに安心感を与えて株価上昇であって良いはずだが実際は政府保有の優先株が普通株に転換されるので既存普通株の毀損となり株価下落を招くことになる→既存株主が損失を被る。
国有化はあたかも「衰弱している病人の面倒を看る」が如く政府が衰弱した当該金融機関の面倒をみるという図だ→市場主義経済の放棄?→死んでしまったら全てがパア~だけれども生きていれば花実が咲くかもしれないということか?→将来再民営化に伴う株売却益が期待できる。いずれにしても、米の自由資本主義経済から社会主義経済を垣間見ることになる。
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