09,3/5(木)晴れ
シーサーの腭あぎとに雨の伝い落つガジュマロの樹赤い瓦の
首里の壷焼き、戦後復興の最初に暮らしのお茶碗作りに。今日は南の国の雨だ。
香川京子
終戦の年は春の訪れが遅くて4月に雪が降った。
下館の学校で授業はほとんどない。農家に行って、田植え、草取り、麦踏。
潮来の女学校へ移ってからは、毎日のように学校の裏山へ行っては、
松の木の根っこを掘る作業をした。燃料にする「松根油」を採るためだった。
(09,3/4「私の履歴書」)
啓蟄ややゝものさみし二丁目の「やった、やらない」桃の花過ぎ
「土曜日は朝まで呑んじまいます。ダメですね。腐ってます」
「いい子ですヨホ」
「ヤッたんですか」
「いや、家の前まで行ったけれどやんなかった」。
またあの人が戻ってくる。
「ストレスですね。わたしは家へ帰ります。
明日は朝ゆっくりでいいから、帰ってゲームでもします」。
今日は晴れて啓蟄。明日からは雨。
啓蟄やおかめ桜ていふ名前
寒緋桜と何かを掛け合わせたものらしい。紅色がほんのりと。
捕る人もなにやらうれし顔わらふエイ迷ひ込む長崎の川
ぷかり、ぱたりとエイの鰭が水面に浮ぶ。
最近ニュースで聞く「幅振動」とやらで、川に迷いこんだと云ふ。
それこそ「エイ」とばかりに捕まえて、水族館の職員の方でした。
議事堂に古き人らの群れ寄りてシーラカンスよまたお前もか
化石のやうな人、シーラカンスのやうに議事堂奥深く遊弋ゆうよくしてゐる遺物のやうな人たちの群々。
みんな怪しい顔つきだ。世間の常識とはどうもずれている。
西松建設の資金を受け取った人、森本首相、二階俊宏大臣・・・。
「道義的な事柄ですからすぐにお返しします」とは、返せばそれで済むのか。
そろそろや野蒜のびる花摘む丘に出で
お店ではエシャロットに田舎味噌。
定額給付金
内閣府は「今回は現金で使い勝手が良く、効果が大きい」とみる。鳩山総務相は
「景気回復の起爆剤になってほしい。
普段の夕食が800円なら、2000円分思い切って食べて」
と追加的な消費を呼びかける。
ぼんぼんは凡凡のまゝいつまでもそのまゝゐてね凡は凡なの
こんなに庶民感覚から離れている大臣も珍しい。あきれ返るばかりだ。
この人にお店を経営させたら即、赤字になる。まるで顧客に向かっていない。
庶民は皆つましい、のだ。
西川善文社長は(今年6月に任期を迎える)自らの進退について、
「辞める理由はにもない」と発言。
鳩山総務相は「かんぽの宿譲渡を今でも正当だと考えているなら、
株主として日本郵政の大改革をしなければならない」
と経営陣の刷新をちらつかせている。
外資は当然逃げるわな。株主はあんたじゃない、国民なんだ。
(09,3/6日経)