09,2/1(日)晴れ
カイツブリ(鳰)咥へし魚いをの寒さかな
面白い漢字なので。
相撲人の大麻
親の心子知らずタバコまた吸ひぬ尾車の人涙を拭う若麒麟25歳大麻
親方の涙タバコをまた吸ひぬ俵の外も内もさるべし
海賊の退治大仰桃太郎犬連れてゆくソマリアの沖
犬は自民党の麻生太郎だ。米国の犬・新保守だね。
「任務の遂行に遺漏なき準備を」浜田防衛大臣、大真面目に。戸惑う自衛隊。
ソマリア=850万人、GDP/1人=289㌦=日本人の120分の1。
1991年より内戦、暫定政府(米国が支援)が機能しない。国家がない、産業がない、仕事がない、
・・・主な産業の漁業も荒れてしまった(流通インフラ)。
ないないないの国の沖合いによその国が出かけたといって自衛艦を派遣する。
さて面妖な。
NHK日曜歌壇
駅前の空車ランプの海中わたなかに客待つわれは海月のごとし
藤棚の下の雉鳩見むとして転びし妻のそれから老ひぬ
日経俳壇
冬苺小皿にナース・ステーション(斉藤海)
百人一首老いてすらすら恋の歌(桜田道子)
年の垢落し仏を迎へけり(小林孜)
一日を壊し続けてショベルカーは瓦礫のうえに腕折り眠る(松本秀三郎)
ジャン・ジャック・ルソー
1777年、65歳になったルソーは、一度遠ざかっていた植物採集にまた夢中になった。
当時は薬草になるかどうかの関心ばかりが高かったようだが、
「新しい草にめぐり合うたびに、満足を覚えてこうつぶやく。『とにかくこれでまた一つふえた』」。
そして、「わたしはなにか学ぼうとしているのではない。学ぶにはもうおそすぎる。
それに、わたしは、学問というものが人生の幸福に貢献した例をかってみたことがない」
とかねての持論をまた書くのである。
ジャンジャック・ルソー(1712-78年)66歳で没。スイス、ジュネーブ生まれ。
宮沢賢治(小池光09,2/1日経)
「なめとこ山の熊」では最後の方で熊が熊でなく「黒い大きなもの」と呼ばれ、
一挙に永遠の相を帯びる。
「その栗の木と白い雪の峯々にかこまれた山の上の平に、
黒い大きなものがたくさん環になって集まって、各々黒い影を置き、
回々教徒の祈るときのやうに、じっと雪にひれふしたまま、いつまでもいつまでも動かなかった。
・・・・ほんたうにそれらの大きな黒いものは、
参の星が天のまん中に来ても、もっと西に傾いても、じっと化石したやうに動かなかった」。
参の星はオリオンの三つ星。
奇跡・福島智
技術を導くものは、いつでも、それに先立つ、たった一人の誰かの強い願望なのだ。
ある日(81,1月)お母さんは、思いついた「指点字」で息子に呼びかけてみる。
全盲ろう(眼が見えず、耳も聞こえない)の福島智さんは東京大学で教授として、
バリアフリー論を教えている。
9歳で視力を失い、18歳で聴力も失った。
それは、まっ暗で無音の深海の底に一人きりで取り残されたような、とてつもない孤独の場所だった。
(黒川創・作家09,2/1日経)
09,2/2(月)晴れ
いふなれば夜店のキリスト立ち上がり影弄はしり去りそをいぶかしむ
商いの灯あかりが落ちて冬炬燵
友人のお店が閉店した。千歳烏山のお好み焼きやさん。8年間頑張った。
淡雪のごとくに消ゆる想ひ出を田に佇んで蕗のたう摘む
十数年前の思ひ出になる。松ちゃんが云った。
あの時、関温泉のスキー大会の帰り、4月になったというのに大きな牡丹雪があはあはと
田んぼに降ってきた。車を道の端に寄せて止めると、うちのかみさんや娘らが一斉に車から出て、
春の淡雪が降る田んぼに両手を広げて出て行った。
田んぼの畦には青々と蕗のたうが芽を出していた。
まだ二十歳前の朋子ちゃんもゐたらしい。
ノイラミニ、ヘマグルチニン、タミフルの効き目あやふし変異は続く
ウィルスの変異。ウィルスは感染するとウィルス表面の突起・ヘマグルチニンを使って
細胞内に侵入する。タミフルはウィルスの同じやうな突起・ノイラミニダーゼにくっつき、
細胞内に侵入し(細胞内で複製した)ウィルスの細胞からの脱出を妨害する。
ところがタミフルがくっつくはずのウィルス表面の突起・ノイラミニダーゼの形が変わってしまい、
タミフルは結合できなくなった。
浅間山ともに噴火す桜島なに怒るよる灰をこぼせり
浅間山は今朝の午前2時くらいとか。櫻島は何日か前から噴火。
浅間の灰は軽井沢町を覆い、立川、房総など関東まで飛んできた。
気象衛星「ひまわり」がとらえる火山雲。東西で不思議だ。
世間では「野だめ」であるを我が家では「寝溜めカンタビレ」すなる妻娘で
「野だめカンタービレ」映画。我が家ではお昼寝とて妻も娘も。
妻はともかく娘は正社員で、毎日、朝も早よから夜の遅くまで残業代なしで、
挙句契約外の土曜日出勤まで。どうなってんだこの会社は ???!!
名を呼んで死んだこと知るうっかりのそそっかしさを梅の花知る
名を呼んでみたら死んでゐることを知った。もう春だ。また春だ。
バイ貝を叩いて隅の春が出る
実を楊枝で出して、妻はさらに貝を叩いて割って尻尾のワタをとって私にくれる。
ロンドンに雪降る今朝の寒さかな飛行機の上ヒースロー空港
街中では車がスリップ。経済は空回りしたままだ。