09,1/16(金)晴れ寒し
気ぜわしく地を愛撫するオーロラの awe(畏怖、畏敬)と云ふのもけざやけし哉
ラップランドと呼ばれるフィンランド北部、-30度。神の存在を・・・。
心に響くオバマさん
政策課題、数字や論理、理屈などではなく印象、思い出、感情や直感やイメージ。
言葉が伝える細かい情報ではなく、連想、想起させるインパクトが大事。
個人の顔を出す(personalize)、人間性を相手に感じさせる(humanize)、
劇的な話しを出したり、流れをつくる(dramatize)。
●秀吉、吉田松陰、リンカーン、ヒットラー、ケネディ、角栄さん、小泉・・・
加藤周一逝去89歳「戦後派」
1946年、中村真一郎や福永武彦と共同執筆した時評集「1946・文学的考察」で
「反戦感情は、戦争を必然的にした社会体制そのものの批判と
政治的左翼への共感へ、私たちを導いた」と書いた。
『日本文学史序説』は「万葉集」から大江健三郎までを論じ、英仏独伊中韓国語などに翻訳された。
『日本文学史序説』の結びで、大江は政策の批判者でなく、革命家でもない、
ただ拒否を示すと書いている。
これは文学の人間だけが語りうる“壊れやすいもの”への思いからでしょう。
晩年は「九条の会」の呼びかけ人として平和憲法を守る運動に没頭した。
「加藤さんがイニシアチブをとり、亡くなった小田実さんが運動面でリードした」
と呼びかけ人の一人である奥平康弘東大名誉教授。
澤地久枝さんも呼びかけ人の一人。08,12/5没89歳
09,1/17(土)晴れ寒し
鐘の音のしみ入る寒さあちこちの街で祈れるなゐ14年
1995,1/17日「阪神淡路大震災」
街のあちこちでは立ち止まり追悼の黙祷をささげる人たちが。
断ち切られたものを、今日を明日に繋いで行かなければならない。
「天没、地没」――
犠牲者6434人
竹筒にらふそく灯り大地震おおなゐの生者と死者は共に集へり(水口伸生)
「歌会始」
水仙や福寿草出て黄色の日
枯露柿や頬被りする天高し
どの家の媼も梯子をかけて天高く赤く実った柿を採る。
あれはば様の仕事なのかねえ。ば様は頬被りをする。
枯露柿や冬を待つのももどかしくまっ赤っか。
ウォール街のあと追いかけるSEC(米証券取引委員会)だって年俸こんなにちがう
SECの上級幹部クラスの年俸は=ざっと20万ドル、
たいして投資銀行は若手幹部だって=数百万ドル。優秀な人材はウォール街に。
魔法のように複雑な金融取引を適切に理解する能力など、当局にない。「後追い」。
サバ買うて味蕾粟立つ寒さかな寒さばを〆る。寒さ一入。
爆弾がよく出てくるね冬の花母は子どもの手を引いてくる
東京、建築現場、地下30センチのところに。今年に入って2件目か。
戦争はまだまだ続く。アフガン米国大使館近くで自爆テロ、市民2人死亡、米兵10人外傷。
今日の雪は降りつもれとも明るくてとほく小鳥のさへつるきこゆ
(若山牧水妻喜志子)
有がたや能なし窓の日も伸る(一茶)
諦めよ、諦めよとて降る雪を遠つ御祖みおやもかく仰ぎけむ(高島裕)
東京の生活を断念して故郷の富山県に帰った。「薄明薄暮集」2007年刊
「言葉」
苦しく嫌だと思うと人は無意識に考えることを止めてしまう。
情熱を持って自分の好きなものに没頭する。(三浦豪太09,1/17日経)
「銃の後ろに座っているから戦争をするんです、そこから少し離れてみたら…」
とヴィム・ヴェンダーは云ふが。
「現実とは自分に影響を与えるもの。例えば100円が落ちていても
隣に蝶々が飛んでいたら、わたしの現実は蝶々ですね」養老孟司。
バーチャルとは現実ではないものだから気軽なんです。
主語のない話が多くなってきた。「主語を取り戻せ」糸井重里。
「死ね」と「殺す」では違う。「殺すと云われた方が安心した」お笑いの田中君。
9.11に対して例えば「しょうがねえなあ」としか云いようがないけれど
それは日本人的「もののあはれ」の翻訳だ。(糸井重里)
田中角栄的な政治による変化ではなく、演劇による隅々の日常の変化の可能性、
現実をイリュージョンで変化させる可能性を模索したい。(寺山修司)
日本列島の本当の持ち主は誰ですか。民主主義とは数による蹂躙ですか。(アイヌの方)
仏陀やキリストがいまここに現れても人間の問題は残っている(ダライ・ラマ)
自分の心というものが最大の危機でしょうな。
外から来る危機、なんていうのは何とかなるもんです。(開港健)
昔は共通体験(価値観)をメディアがつくっていた。昨日見たTVの話しとか。
社会から共通体験が抜けていく。(立花隆)
死に大義がなくなってから死は堕落した。人間もその通りだ。(三島由紀夫)
NHK日曜俳壇・正木ゆう子(ゲスト海部宣男・天文学者)
牡蠣
身のほどの牡蠣打ちをして帰りけり(西林圭介)「身のほど」がこの句の手柄。
牡蠣舟のゆれや気圧の変はる夜(荒牧素子)
牡蠣届く覚悟の軍手はめにけり(古谷孝子)
白鳥となるまで眠る二人かな(花戸みき)
奢りなき膳に一礼寒の入り(車田朝子)
磧かわら湯に手足いとしむ冬北斗(藤原ひで)
ゲストの海部宣男・天文学者「俳句は大を小にする醍醐味がある」
どんど焼どんどと雪の降りにけり(一茶)
日経俳壇
眼光が強し猟夫さつおも猟犬も(高瀬博子)
石蕗つわの花屋敷神へは石づたひ(中野礼子)
牡蠣喰へば海のミルクと知られたり
山降りて海の牡蠣とぞなりにける
海の香や肘に滴る牡蠣割り女
葱打ちて妻の怒りを知りにけり
天体を詠む人のあり無月かな
春草の消へゆく跡を追いかけて奥へ奥へと誘いざなはれゆく
菱田春草「落葉」1909年六曲一双の屏風になった。、1911,9没、36歳。
持ってけと霜置く畑に葱のこと
ば様は葱、ホウレン草を採りに畑におりる。
鮟鱇の肝ばッさりと腹くゝる
日曜日妻のお出かけ小鳥来る妻はボランティアに。
夢に出て薄き衣にて魂振りぬ
3人も女人が出てきた。わたしはかの女人の薄物こしに彼女の背中をその筋にさすっている。
餅かざすどんどに雪の降りにけり