■景気循環と季節
人は季節の変化を感じることにより、
冬から春夏に向けては気持ちが前向きになり(リスクを取る=収益性が上がる)、
夏から秋冬に向けては徐々に気分が内向きにこもりがちになる
(リスク商品を売却して安全資産を所有=マイナスの収益性が観察される)。
(城下賢吾・山口大学経済学部教授09,1/15日経)
■雇用「求職犯罪者」
再犯率は一般刑法犯の検挙者の4割に達し、
犯罪をした人を再生させる策が治安向上の鍵でもある。
家族や社会から疎外される彼らには住居を手当し、働く意義を教え、
就業の機会を与えて経済的に自立させることが肝要だ。
全国には善意の献身的篤志家として犯罪者の更生に携わる保護司が=5万人いる。
だが彼らの雇用に協力する事業者は=6500で横ばいの状況である。
■09年度予算と特会予算
09年予算=89兆円。
年金など事業ごとに設けられている特会も含めて(重複を除いた)純歳出額は=約170兆円
03,2/25日、衆院財務金融委員会。「塩じい」こと塩川正十郎財務相は
民主党の上田清司氏の特会改革を求める質問に関西弁で答えた。
「母屋ではおかゆを食って辛抱し取るのに、離れでは子どもがすき焼きを食っておる」
05年末、政府は塩川氏の後任の谷垣禎一財務相の下、特会の合理化計画を閣議決定。
5年間で=31特会を2分の1から3分の1に減らす方針を明記した。
⇒09年度予算案では=約11兆円が離れから母屋に仕送りされた。
■FRB、米財務省共にバランスシートが膨張
米連邦準備局(FRB)のバランスシートは14日の時点で=2兆400億㌦と、
前年同期比の=2.3倍に拡大。金融機関への支援や異例の量的緩和の影響だ。
財務省による支援がもう一段と膨らむのは確実で、
「中期的にみれば、景気回復後に(ドルの価値低下を招き)インフレになるリスクがある。
■グリーン・ニューディール
IAEの計算では温暖化防止には世界全体で2030年までに=9兆㌦超の追加投資がいる。
そのうち=6兆㌦弱が省エネである。
省エネは経済成長、地球環境の改善、エネルギー安全保障の三つを同時に促進する。
■雇用「ニッサン」
「あのころは船が病んでいたけれど、いまは海が荒れている」(ゴーンさん)。
ニッサン、タイに主力車「マーチ』生産、全面移管。
役員報酬もカット。業績回復へリストラ策。
■農業自由化
1970年代から「米価維持」のため減反策。今は米作地の=4割にまで。
生産調整を止めれば米の価格は下落して、値段が安くなれば米の消費量は増え、
自給率は上がるだろう。
減反という後ろ向きの対策に予算を割くよりも、
供給力拡大につながる政策にお金を回した方がいい。
米国では1996年のクリントン政権時代に農業法が改正され、作付けを自由化した。
自由化で農家はより採算性の穀物を多く生産するようになった。
06-07年、エタノールバブル。トウモロコシの相場が急騰。生産農家と相場(市場)のリンク・循環。
■EU金融機関の新興国投資モデル
⇒ドル不足に
EUの金融機関の新興国ビジネスモデルの破綻。
とりわけ中東欧諸国のデフォルト(債務不履行)。
スペインの銀行は中南米向けに与信が積みあがっている。
オーストリアの金融機関は中東欧向け与信が=2900億㌦(約26兆円)。
一方でGDPは=3700億㌦
▼いくつかの国では、銀行の与信が国内総生産を上回っている(アイスランド・モデル)。
▼中国は社会と政治へのバブル破裂の影響が懸念。
いざという際の「社会的安全装置」を欠いている。
GDPとか経常黒字が「右」(基本的体力)、与信活動が「左」(日々の活動)。
左が基本的な右の体力を超えた水準に行き着くとバブルは崩壊する。
金融は「流動性、原則(信用)、透明性」である。
■良寛さん二宮尊徳さんと経済
欲なければ一切足る、求むるあれば万事窮す(良寛)
道徳のない経済は犯罪である。経済のない道徳は寝言である(尊徳)
音もなく香もなく常に天地は書かざる経をくりかへしつつ(尊徳)
天つ日の恵み積み置く無尽蔵鍬で掘り出せ鎌で刈り取れ(尊徳)
人道は言ひもてゆけば貯蓄の一法のみ(尊徳)
1848年「共産党宣言」―労働者階級と労働市場
1848年「経済学原理」(ジョン・スチュワート・ミル)初版
1856年 二宮尊徳没69歳(1787-1856)
1859年「進化論」(ダーウィン)発表
1861年 ロシア<農奴解放>
1861-65年 米、南北戦争
1863年 NY証券取引所
1865年 メンデル「遺伝の法則」発表
1865年 坂本龍馬<亀山社中>
1867年 マルクス「資本論」
※日本と西洋の経済に対する概念のこの頃の違い。