09,1/12(月)晴れ、櫛形山から北のほうは雪曇
かみさんの実家
終わりなきはじめもなくて百姓の農の初めや松の青々
霜柱渡れば靴の泥団子
葡萄棚下を長靴を履いて結果母枝の余計な蔓などを剪定鋏でカットする。
霜柱の溶けた棚下を歩くと、靴の底はたちまち泥団子に。
田の上に煙立ちたち 畠に出て火燃やす農夫
畠玄くろく年の初めや まず一歩鍬を入れれば
鳥寄りて年を寿ぐ 電線や蔵の上行く
もうけ空 さらに晴れ行く
四壁立つ雪を浮かみて 富士ばかり輝やふばかり
笛吹きや富士の川さへ平かに
真中をゆけば 八ツ白し(八ヶ岳)
新しき土も陽差しも根にありて石垣にあり
鳶高きかも
(「もうけ空」よく晴れた冬空)
雪浮かべ甲府盆地の華やげり
玄冬のみんなきれいに地に置かれ
ままことを炬燵ですなる老ひふたり
「はい あーんして」の類である。
ば様があれこれ、じ様は偉さうにしながも従うしかない。
ねぶりてはさて起き出だし日時計を老ひに合はせてまた眠りけむ
気がつけばまた眠ってゐる。
母娘してしばらく冬のかくれんぼう味噌蔵にゐて昔語りす
味噌蔵は家屋の半階下がったところにある。一年通じて温度が安定しているというが、
冬のこの時期は寒い。梯子段を下りていかなければならない。
まるきものそぞろに硬くなるころは鏡に割りてお汁粉にする
ば様がお汁粉を作った。葛を少し回し入れた。
畠仕事贄にえ置き忘る寒さ哉
鵙の仕業だらうか。ぶどう棚にカエルさんがしなびて・・・忘れられて・・・。
アドレナリン出る人のゐて相撲てふ丸きものさへ四角に相撲すまひ
朝青流、稀勢里に俵を割ったあとでも最後の「ダメ押し」を。
いつ負けるかでみんなで見て盛り上がっている。
これも国民の心性としては異状である。
冬野菜甘くなりたり霜柱
ほうれん草も葱も霜柱してかえってよけい根を張る。