《外為コサックダンスレポート》I will dance cossack

毎週月・木曜日配信 when I win a great VICTORY.


2009年1月8日

(某ディーラーの独り言)

昨年末からマーケットは《オバマ期待感》からドルの買い戻しが続いたが昨夜のADP全国雇用者数が市場予想(-49万5000人)を遥かに上回る-69万3000人という2001年統計開始以来のバッドナンバーだった。それにつれてダウ平均は前日比245.40ドル安で引け、ドル/円は約2円下落した。

明日発表の米雇用統計についてはマーケットはある程度の《バッドナンバーは織り込み済み》なので予想以上の大悪化数字でない限り下値は限定的だと思う。しかし、相変わらず油断は禁物だ。いつどんなビックリするようなバッドニュースがでてくるか?『備えあれば憂いなし』。また、2月は外債利払い、3月はリパトリの円転あり→ドル安要因。

今朝のブルームバーグニュースが本日NY時間にオバマ次期大統領が経済対策・景気対策について重大発表をおこなうと報じた。マーケットでは《オバマ期待感》が大きく楽観的ムードが漂っていたが声明内容が大いに注目される。

オバマ次期大統領、「予算合理化」の最高責任者にキルファー元財務次官補を。

「財政の合理化が必要」と強調。「おねだり」や利益誘導型の「ロビー活動」を敬遠。

2009年1月は欧州単一通貨ユーロ誕生からちょうど10年の節目の年となる。

昨年来の金融危機の影響でユーロを導入していない周辺諸国は自国通貨が大暴落したためユーロ加盟希望国がさらに増えると思われる。ただ、《金融政策はECB(欧州中央銀行)、財政政策は各国で個々》にやるという二元化方式なのでユーロ導入国すべてがユーロの恩恵を蒙れるかどうか難しいところだ

貿易主体の国はユーロ金融主体の国はユーロを望む

中東情勢の悪化による原油相場の再高騰の懸念がでてきた→インフレ再燃→ドル暴落→さらなる世界的大不況→本邦さらなる大不況。

イスラエルとハマスには節度ある行動に期待したいが宗教絡みの民族対立は解決困難だ。しかし、現況の悲劇の終わりは直ちに停戦しかないことは誰の目にも明らかだろう。



Uとのへ


国家と云ふ概念が邪魔をする。
国民は選挙によってそれぞれ固有な政体概念を選ぶ。
米国のバリューはここのところ「投資銀行」だった。
製造業ではなく、経常赤字でありながら、
マネーを呼び込み、さらに他にターンして
利回りで喰っていた。
中国のバリューは、改革開放をうたいながら、
チベット、ウィグルの問題を抱え、
最近は53兆円の大景気刺激策も、
市場の手に委ねるというよりも、
政府主導により仕分けられるやうだ。
EUのバリューも、
ドイツの財政健全化に対し、
フランス・サルコジちゃんは景気重視のスタイル。
パレスチナのハマスは「イスラエルの存在自体」許さない。
イスラエルのユダヤ人は世界中に張り巡らせたネットワークも含めて、
既得権を手放さない。

国家(民族、宗教)と云ふ境界をなくして、
(民族、宗教はそのままに)
マネーだけの世界(世界中が単一通貨)、
と云ふ世界はあり得るのだらうか。
例えば、世界中がドルだけになったら、
世界の経済構造は、戦争は、平和は、
どのやうになるんだらう。

争いはやだねへ。
子供の怯えた顔や、血のついた顔や、泣いてゐる顔は
もっとやだねへ。
蝋梅や空の青さにうろうろす
ほんたうに蝋でできたかのやうな花びらだ。
空の青さに狼狽する。
そのままでは溶けていきさうなので、
蹌踉とうろうろするのだ。

智笑