08,12/26(金)晴れ
自転車 自転車は飴になりけり配達の少年に降る雪のかそけさ
(少年哀し雪はふるふる)また轢逃げ
。新聞配達の少年の死亡。飴になった自転車。
北にすごい雪。新潟県山間部80㌢、千歳空港閉鎖。東京は風が強いけどよく晴れている。
地域医療 千葉の人リコールにあふ憂き目かな地域医療の崩壊続く
千葉銚子市立総合病院9月末で休止で銚子市長のリコールが。
たらい回し 墨東に荷風は嘆く母子共にたらいにまはす情け薄きに
10/4日の出来事でした。都の慎太郎と厚生大臣舛添ちゃんのなすり合い。![]()
行政にもミステークが。
造反 善美ちゃん目は泣き出すはうるうると解散迫る淡き年の瀬
渡辺善美、熱血漢だねへ・・・。
民主党提出の衆院解散要求決議案に賛成。戒告処分に。
さす叉 年の瀬やさす叉といふ世相かな
秋葉原地区で街の人たちが自衛で。
金閣寺 金閣の金に雪降る青さかな
金閣寺の金色と背景の緑に雪が降る。今日が初雪ださうだ。
08,12/27(土)晴れ
クレーン クレーンの止まったままに冬の空
今日も真青な空だ。マンション工事のクレーンは止まったまま。不況なのだ。
冬の鳥 冬の鳥厠に聞いてしばらくはキィュウイともピィユイとも聞こえる。
救済 Bailout(救済)言葉選ばれ年暮れる暮れない人の年あるものを
米国で最も頻繁に検索ランキングで意味を調べられた言葉。
ギフト 「Everyday is a gift」(三浦豪太のスキーコーチ)
スキーができることへの感謝の気持ちがこみ上げてくる。
聖橋 聖橋ひじりばし上冬服ゆるき夫つまに遇ふ(中原鈴代)
うろん 一昼を夫にさしあぐうろん哉安堵、得心、信頼の情。
08,12/28(日)晴れ
牝牛 萌山の牝牛のやうに立ち上がり
うろうろ うろうろと身の置き処年用意妻だけが立ち働いてゐる。黒豆煮たり。
大年 大年や欲得もなく眠りけり「大年おおどし」は大晦日のこと。少し早いか。
大年 大年や散髪ほどの髪もなし
うとう 前世で鳥の善知鳥うとうを殺したの立山に降る雪の炎ほむらは
青森市は江戸初期まで善知鳥と呼ばれる寒村だった。
能「善知鳥」は、陸奥の国外ヶ浜の猟師の亡霊が、前世で鳥の善知鳥を殺した罪で
越中立山の地獄におち、化鳥の責め苦にあえぎ苦しむさまを描いた曲である。
水谷良一(柳宗悦の指示で棟方の教育係りのような立場にあった)の
仕舞を見た棟方は「すさまじく、恐ろしく烈しく哀しい舞でした。・・・コレダ、コレタと感慟しました」。
「うとう、うとう」と叫びながら、飛ぶようにして家に帰った棟方の手から
やがて「善知鳥版画巻」が生まれた。
38年の新文展に「勝鬘しょうまん譜、善知鳥版画曼荼羅」と題して出品。
青森・善知鳥村の子、棟方志功はこうして立山と結縁したのである。
(竹田博志08,12/28日経)
青白い怨念雪炎が凄艶の極みと燃え立った。
ガザ 煙立つガザにハマスの無惨かな年越すことも命なりけり
イスラエルが大規模なガザ空爆
を。少なくとも195人以上の死者。
★宮坂静生「NHK日曜俳壇」ゲスト・桂吉弥
狩り 猟夫らの赤くなるまで湯に浸る(細野良成)
狩り 坊津の海を真下に猪を狩る(上川畑裕文)
坊津は鑑真和上がたどり着いた浜辺。
狩り 狩猟舟音もなく岸離れたり(大井武久)
年忘れ 一湾の眺めを肴年忘れ(佐藤鬼房)
冬川 仰向けに冬川流れ無一物(成田千空)
鴇色 鴇色の寒の夜明けよありがとう(成田千空)
癌 寒夕焼焼き滅ぼさん癌の身は(成田千空)
春の雪 春の雪誰かに電話したくなり(桂米朝)
紅梅 紅梅や妻を離れる三千里(長谷川櫂)
刹那 われらが寿行(寿命)生滅刹那
(仏教で一番短い時間=1/75秒)我らの寿命は刹那に生まれたり滅したりしている。
「正法眼蔵随門記」
牛飼 牛飼が歌詠む時に世のなかの新しき歌大いにおこる(伊藤左千夫)
近代短歌の源流の一人にして青春小説「野菊の花」の作者。
明治半ば、東京本所茅場町で数十頭の乳牛を飼育し、
牛乳販売をもって生計を立てつつ文学に邁進する。
短歌が和歌であったころ、担い手は貴人や僧侶で牛飼など一人もいない。
(小池光08,12/28日経)
牛 わが子にはかつて言はざる優しさに仔牛の行儀ほめてやりゐし(石川不二子)
流觴 流觴りゅうしょうに散りくる花のありにけり(小林恕水)
「流觴曲水」陰暦三月三日、曲水に觴(杯)を流して、詩を作る風流遊び。