08,12/17(水)雨

不景気   年の瀬や小店に赤きセールかな

閉店セールである。函館小山からサーモンが届く。

函館の現在は雪はなし。商売は大変不景気の様子である。


しめ飾り  早々と〆張る街になりにけり X'mas の飾りつけと一緒。


落葉     葉落ちて脚抜き足になりにけり

雨は夜半近く前に上がった。唐楓の葉がおびただしく散ってゐる。

踏むのも勿体無い。思はず抜き足になるのである。


08,12/18(木)晴れ

小泉八雲 おそろしく不器用であちこちぶつかってまろくなりゆく冬の小春日

ラフカディオ・ハーンは明治23(1890)年、40歳を目前にして日本へやって来た。

家族はまだゐない。


不況    かくてまず隗より行けよ泪たりブルーシートに湯気の炊き出しガーン

直江兼続家老の上杉家は関が原に破れ120万石から30万石へ。

失業者を出さないためにはまず上の方から給料した。

他には農、工への転出を促したこと。殖産である。

シンガポール政府は閣僚が先ず=19%の減俸を実施。


株価    能照らす、脳が曇らす小春かな株価いよいよ上がりつくかな

個人の買越額が=1兆2000億円を超えたと云ふ。

下がれば必ず上がるもの。

お能は面の微妙な上げ下げで感情の微妙さを表現する。


スキー   ヤッホーの少年となりゲレンデを気分横溢鬱じる

もうすぐ正月、もうすぐゲレンデ。


★「音」「声」「唄う」「伝承」「物語る」

「音」が音として実体化していく、体によって立体化され見えるようになっていく。

能、神楽、舞踊、巫女、詞章、謡い・・・声の調子。足拍子。

⇒また「物語」―地霊を呼び起こすように語る古事記や、

反対に、人が大声で語らないこと、人が他所者に口を閉ざす物語など。

口、音、唄う(性選択、子育て)、「訴ったう」(へ)、伝承、物語へ・・・。


★「教育福沢諭吉

「如何に完全のものを用ふるも、

書籍の力に由て生徒を導かんとするが如きは、到底人力に及ばず」


08,12/19(金)晴れ

羽子板市  うつくしき羽子板市や買はで過ぐ(虚子)


冬の月   冬の月ちょっくらいとは酔ひ下弦

「めでたさも中くらいかなおらが春」(一茶)

信州では「ちょっくれぇ」と云ふのはどちらかというと悪い意味で使われる方が多いやうだ。

「あいつはちょっくれぇだからな」という風に「はんぱだ」「いまいち」というような感じに使われる。

ところでけふの私は酔った。富久の坂からでである。

金曜日、忘年会のピークである。


忘年会   忘年会たゝらを踏むで笑ひけり

農林中金の清矢さん。もうおしっこが我慢できないと。帰るときもみんな笑顔だ。


物忘れ   木枯らしや行く先々に物忘れ(不図、創作)


忘年会   生きてると肩叩き合ふ年忘れみんな無事で今年も乗り切った。