2008年12月15日
(某ディーラーの独り言)
『もしかしたら?』と先週木曜日のレポートに《ビッグ3救済法案の行方》について書いたが予想が金曜日にその通りになって米上院で事実上廃案になった。これをうけて金曜日の午後1時過ぎからドル/円・クロス/円ともに3円~4円程度急落した。小生は廃案を織り込んでいたので朝方から《売って、売って売りまくっていた》。
《ビッグ3救済法案廃案の主なマイナス面》
①ビッグ3のGDPは米の10%を占めている→世界的規模の景気悪化
②関連企業を含めて300万人が失業
《ビッグ3救済法案廃案の主なプラス面》→小生はこれを根拠に廃案と判断。
米国は《市場経済の大本山》を標榜していたのでビッグ3に《破産法を適用》して根源から立ち直るという道を選択した方が筋が通る→例えばクライスラーは80%はサーベラスというファンド会社が株を持っているがこれを救済したということになると本来自己責任でやるべき投資を損をしたからといって国の金で救済してしまうということになってしまう→市場経済の根源を覆す→市場経済主義の崩壊→今までの米国を全否定。
シンガポールの金融調査機関によると11月の世界中のヘッジファンドの損失は640億ドルに上ったということだ。巨額な数字なので改めてビックリ!多分、11月はヘッジファンドの決算月だから《決算売り》と《投資家の金融危機に対する不安解約が相次いだ》のも巨額な数字になった理由だろうね。
今年、邦銀がまた外資大手投資銀行にヤラレタ話。
モルガン・スタンレーの危機に際し、三菱UGJファイナンシャルグループが支援出資したお金(預金者のお金も入っている)は多分《無駄な使われ方をすると思う》と10月に言ったが、その通りの使われ方をした(笑い)。支援出資金90億ドルの内64億ドルが《モルガンの社員のボーナス》に使われたというアホな話。こんな危機に社員にボーナスを支給するというモルガンの経営陣の感性はまったく理解できないし、出資を決定した《三菱UFJFGの経営陣の先見性の無さ》にも呆れ果てる。
投資判断は自己責任で!!
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