08,11/9(土)雨
⇒「9.11」へ至る前に、アメリカの傲慢(世界に市場化を求める)があった。
約10年以上にわたる原油1バレル=約20㌦時代が続いた。
みんなの「アメリカ嫌い」が浸潤していった。
■「9.11」→<パトリオット法>過剰反応・単独主義へ
■戦争によってクリントン政権時に積みあがった財政黒字を食いつぶしてしまった。
※ベトナム戦争しかり→インフレと財政赤字→“ニクソンショック”へ
※レーガン政府の冷戦チキンレース→財政赤字と経常赤字の双子の赤字を
※ブッシュおとうさんのときの「湾岸危機」→その後のメキシコ通貨危機へと
▼戦争の後には必ず経済危機が訪れる、という教訓。
⇒7月下旬に来日したウィルクス米国防副次官補(中央アジア担当)は
「5年間で=200億㌦」の戦争負担を日本に打診した。
(※アフガニスタン支援で)
■財務長官(辛口を遠ざけた)
・オニール財務長官は減税に懐疑的→政権初期に解任される。
・スノー財務長官時代は財務省の地位の低下→人材流出が目立った。
・ポールソン財務長官は中国より。
古巣のゴールドマンなどウォール街への見方が甘かった
→問題の深刻さに対する事実認識を見抜けず初動が遅れた。
■「9.11」後の急激な政策金利の引き下げ→過剰流動性へ
「市場は自己規制するはずだった」マエストロ・グリーンスパン→「放置」
■ブッシュ大統領の「持ち家制度」
リベラル市場主義
「貧しい人たちが自分の家を持てるようになった」
大統領は、人々が政府に頼らず、マイホームなどの財産を持って自立する
<所有社会>を目指すと主張してきた。
ブッシュ大統領は「税金は本来国民のもの」と口癖のように語り、
それを返し、人々や企業に自立してもらうのが自分の仕事と考えてきた。
⇒「福音」にならず詐欺的金融工学のもとバブルははじけた。
→世界金融危機へ
■コンドラチェフ景気波動曲線
●世界は復活する。
ロシアの経済学者コンドラチェフは景気の波動は50-60年の臭気があることを発見。
オーストリアのシュンペーターは起業家によるイノベーションが景気循環を引き起こすと説明。
■29年「大恐慌」と金本位制からの離脱
金本位制からの離脱→金融緩和→通貨下落こそが「大恐慌」からの脱出策そのものだった。
1929 株価暴落、大恐慌へ
1931,9~の最も激しい金融危機はFRBが金本位制維持を狙い引き締め策に転じたことによる。
※ 米国では恐慌前の水準に戻るのに戦争準備を始める直前までかかったが、
1936-37 のルーズベルト政権の引き締め策で不況が長引いたからだ。→大戦前に脱出。
●金本位制離脱で財政金融政策の自由度を高め、拡張的政策を採用する。
●TVA(テネシー渓谷開発公社)などニューディール政策は、
→それだけの財政政策単独では金利が上昇し→為替の切り上げを生むばかりだ。
⇒財政政策は+金融政策との合わせ技が必要である。
▼ニューディール政策で導入された財市場や労働市場での規制強化が
市場機能を損ねたという意見も。規制が持つデメリットも理解が必要。
(若田部昌澄・早大教授08,11/3日経)
■オバマ次期大統領「景気対策」
●雇用のための企業減税
▼今年10-12月期の国債発行による借り入れは
過去最高の=5500億㌦にのぼる。
▼10月からの09年度の財政赤字は
=1.5兆㌦=約150兆円規模に膨らむとの試算もる。
⇒「景気」を優先すべきか→市場が財政赤字への懸念を強めれば
→長期金利が急上昇しかねない。
⇒政権は「財政」と「市場」に手足を縛られる可能性がある。
昨年5月のピーク時(=94兆円)比
→10月に25兆円消失
※REITは蕪時に相当する投資口を各国の証券取引所に上場しており、
投資家は市場で売買できる。
■選挙―「一票の格差」
・一票の価値の平等を最優先で追求するならば、
<比例代表選挙>最適だ。
・<小選挙区>は定数是正しても死票が多く、地域間格差以上に
一票の重みに差が生じる。
「人口も減る中、一票の格差を是正していけば、都会の議員がますます多くなり、
地方選出の議員が減り続け、地方の声は一段と国政に反映しにくくなります。
一票の格差の是正は不要と考えます」(玉村豊男・エッセイスト08,11/3日経)
■金利
・7月のECBの利上げは欧州の金融機関の再編の引き金を引くきっかけになった。
→多額の損失を抱える金融機関の存在が認識されていたため、
利上げをきっかけに銀行間取引市場で“弱い”金融機関の
あぶり出しが始まった。


