08,10/28(火)晴れから曇り


結婚式    白無垢の手を取りをりる汀には菊の香かほるけふの佳き日は


株安      落ち鮎や戻りかつをに戻り売り新記録「株安」(1982年代)、そして「円高」=92円台 !!


洋ナシ    洋ナシの膨れて腫れてサティー聴く追熟が必要だと妻は云う。


紅葉      赤青黄山は染まりし糸懺悔


好き      縦にしてそこにぞっこん横にしてまた斜めでも好きは好き好き


牡蠣      牡蠣剥けばいやよいやだわ幕の内

 娘、帰宅22時20分。何だ !? 息子、風邪気味のまま夜遊びに出かけた。牡蠣は100円市で。巷にはオイスターbarが賑やかに。


春雨      春雨や人住みて煙けぶり壁を洩る(蕪村)


春雨      春雨や小磯の小貝濡るるほど(蕪村)

         芥川龍之介は蕪村の「目に訴へる美しさ」を。

春雨      春雨や蓬をのばす草の道(芭蕉)龍之介は芭蕉の「調べ」の高さを指摘した。


春雨      無性ぶしょうさやかき起こされし春の雨(芭蕉)


リンドウ    にんどうの花のにほひや杜宇ほととぎす(直江木導)


菜の花    闇の夜になの花の香や春の風(直江木導)

        柴田宵曲しょうきょくは「蕉門の人々」で、彦根の直江木導もくどうを採りあげ、その嗅覚を推賞。

蘭       らにの香や碁盤の面打かすり(松岡青蘿)らには蘭。青蘿、「蘿」は蔦という意味も。


蘭       らにの香やをとろへ初そむる日の移り(松岡青蘿)


花の香    薄霧に花の香あらんけふの月(松岡青蘿)


花の香    何所どこやらに花の香すなり小夜時雨(松岡青蘿)

 青蘿「こころおさまりて時雨闇夜は、墨絵の竹のすれあふ音も聞ゆなり」という詞書も読み合わせると、彼の五感が見事に交響し合っている。木田元・哲学者08,10/27日経


『討匪行とうひこう

「どこまで続く泥濘ぬかるみぞ/三日二夜を食もなく/雨降りしぶく鉄兜…//(四番)既に煙草はなくなりぬ/頼むマッチも濡れはてぬ/飢え迫る夜の寒さかな」