扁桃体 汝を見れば扁桃体は桃の色
メラミン 廃棄せる乳は流れて土に沁む泪もしみて牛は売らるゝ河北省石花荘
メラミン 神舟の宙そらを翔べども地球では滅多メラミンの幼命おさなを奪ふ
天と地、偉大と愚、国家と拝金。
メラミン 罪業の海の真砂は尽きぬなり漢あやも大和も綻びにけりメラミンと事故米と。
美 「風河燦燦 三三自在」田村能里子
京、嵐山、天竜寺塔頭たっちゅう宝厳院の再建となった本堂の襖絵「風河燦燦 三三自在」58面。
「法華経」に観音が自在の神力を用い、三十三種に身を変え衆生を救う「三十三身さんじゅうさんじん」ということが説かれている。この三十三の人形ひとかたは人なのか神の依り代かあるいは神なのか。
タムラレッド、痛快、旺盛。何か大きなものに背中を押されながらの画業のように思えてならない。
(武田博・編集委員08,9/24日経)
「人生は予想以上に決定(必然)されている」「人生に目標を持つことで呼び込む偶然を限定し、実りある必然へと育て上げることが必要だ」前者で中山国交相は失敗し、日本は後者で失敗している。
2008年9月29日
山葡萄 蒜山ひるぜんの里に雨ふる黒ぶだう岡山県と鳥取に接す山間地。今日はあいにくの雨にけぶり名峰大山が見えない。山葡萄は雨に濡れてまるで黒いルビーの、見知らぬ鳥の黒い瞳のやうだ。野性を育てて十数年、お話しする壮年とおぼしきリーダーは眼が輝き、生き生きとしている。山葡萄には雄と雌の樹があり、雌の樹は雄の花粉を感じて受精する。長い年月を経て、樹と人間の営みの中で創意工夫があったのだ。人間もあらゆる植物も生きる、子孫を残すということのために、なるほどとは思うものの想像もつかない知恵、戦略を働かせる。その共生の進化は感動的ですらある。樹は雨に濡れて歓喜、嬉しがっている。そして、ワインに醸成される。ここのワイン作りはまず、バスケットプレス(器械による搾り)に依らない。手押しのハンドル、オークの樽、そして搾り口。器械によると山葡萄はどうしても種の核の部分がつぶされ、渋みタンニンなどが余計に出てしまうのだ。ヨーロッパで古くから伝わるやうに、ここは乙女らが足で踏む。「八十やそ乙女らが踏み惑ふ」がいいのだ。あやにく白き長靴にて眼にあじ気なきことはなはだしくではあるが、乙女らが・・・にこだわれば何のことはない。おしまいに珍しくも「ワインしゃぶしゃぶ」。地産地消、やはりご近所でまかなわれた見るからにやはらかさうな牛肉。女子はほんたうにうまさうに食べた。「蒜山のわいん可笑しやシャブにされ」。とにかく地方が元気。がんばっているところ、リーダーがいていい組織が機能しているところ、市場が、流通が基盤されているところ、ということか。
山葡萄 踏み敷けば盥によけれ山葡萄大山は最後まで姿を見せなかった。
きし麺 時雨るればきし麺もまたうまかりき昼食。韮を薬味にインゲンを飾りに。
秋時雨 衣出してまた一とせを秋時雨月曜日、雨。急に冷えてきた。上着を出す。義憲、棚橋、武内。
スイーツ スイーツを男もすなるマロンかな往年の名横綱、大の国さん。今日はNHKでお菓子職
人。
子殺し 子は母を云いきかせつゝ母は子を彼岸に殺す悪い夢見る横須賀、小6、11歳。母親40歳。
二丁目の公園に雨に濡れる彼岸花が夜。「家族で買い物姿、幸せそうに見えた」。
