《外為コサックダンスレポート》

2008年9月25日

(某ディーラーの独り言)

米政府の不良債権買取制度には当然原資が必要になってくる。それは米国債の増発で賄うことになるが、①対外戦費の増大で財政赤字増大の中での増発②米連邦銀行・米連邦預金保険会社等の資金不足も増発で賄わなければならない③そもそも75兆円もの米債を引き受ける相手がどのくらいいるのか?あ~大変だ~!米国さん!戦争なんかやっているどころじゃあないよ。

《危機の連鎖》の元凶、サブプライムローン問題の連鎖は信用度の高いローンにまで波及し始めている。信用度の低い順からサブプライム→オルトA→→ジャンボ→プライムとなるが既にジャンボにも波及し始めているという事態。プライムも決して安全とは言えない。→不良債権買取制度は『束の間の安らぎ』に過ぎない。

米金融機関のバーゲンセールが始まった。本邦も三菱UFJファイナンシャルグループがモルガン・スタンレーに出資、野村ホールディングスがリーマンの部門買収をし、三井住友ファイナンシャルグループがゴールドマンにと景気イイ話のオン・パレード。

小生的には、ゴールドマンやモルガンのような大《投資銀行》が単なる《銀行》に衣替えするというのが何とも寂しいかぎりだね。特にゴールドマンは投資銀行のなかでは比較的、経営が安定していたのに残念だ。

ゴールドマンの支援を発表した世界一金持ちの投資家ウォーレン・バフェット。そのバフェットとランチできる権利が毎年《e-ベイ》でオークションに掛けられるのだそうだ。今年は香港の投資顧問会社の社長が2億円で落札した。そしてこの落札金は寄付にまわされるということだ。

バフェットの話で小生が以前から知っていたのはゲイツ財団に約3兆円もの私財を寄付しているがマイクロソフトには投資していない。何故なら『自分が分からない、理解できない企業には投資しないという信念だからだ』という話。この話を聞いた時、小生は《理解できないのなら勉強すれば良いではないか》と思ったが、バフェットは過熱気味のハイテク産業に何らかの警告を発していたのかもしれないね。→事実、これ以降に多数のハイテク企業が破綻に追い込まれた。

投資判断は自己責任で!!