2008年9月21日
朝涼 朝涼や虫鳴きつかれすなほなり朝、目が覚めるとチリリチリリと弱々しげに。
朝市 日曜の経済討論ありまして妻朝市へいそがしく行く
榊原英資氏「ここ2年間もっとひどくなる」とかね。日々は違うよね。
政治経済 時雨るゝや唇の渇かぬひとばかり茂木敏充金融大臣の説明は分かりやすかった。
個人贈与、不良債権買取、資金注入の3本柱。
秋灯 一雨ののちの静けさ秋灯村田浩
艶めく 桃ひとつ冷やして水の艶めける吉田淳
鳴神 鳴神なるかみのふた夜続きし轟に心はあやに安寝やすいしなさぬ石塚令子
よろし 乱れ咲く姿もよろし草原に誰がまきしか朝顔の花伊藤ふじ子
記憶 「私は場所の持つ記憶に興味がある」土地の記憶掘り起こす。彫刻家ダニ・カラヴァン
良寛 「出家無道心」(「出家の道心なきは」出家の身なのに修行の心がない)、「如之何其汚」(「之其汚おを如何いかんせん」穢れた有様はどうしようもない)、「非俗非沙しゃ門」(俗にあらず沙門にあらず)、「生涯懶立身」(生涯身を立つるに懶く)、「騰々任天真」(「騰々天真に任す」気ままに成り行きに任せている。騰々として今を生ききっている。自然に任せきる生き方)、さかしら顔が、「―くさき」「―めき」人を嫌った。書は無心に、巧拙、誤字脱字お構いなく自在に流れるように描かれる。「雪すずしかりけり」の道元さんがあるのみであった。足立則夫・特別編集委員
戦争 共産主義撃滅を共通の目標にしていたはずの同盟国ドイツが「独ソ不可侵条約」(1939,8/23)を結びその4日後にポーランド侵攻。日本はソ連などとのノモンハン事件の真っ最中。ドイツ政府の本条約締結を日独防共協定違反行為とみなし、平沼騏一郎内閣は、8月25日に日独同盟の締結交渉中止を閣議決定し、8月28日に「欧州情勢は複雑怪奇」と声明し、責任をとって総辞職した。1941,6月下旬、ドイツは条約を一方的に破棄、ナチスの大軍は1812年、ナポレオンの軍隊が進んだのと同じ道筋を一路、モスクワへと向かう。
テロ 降りつぐや雨鶏頭の色閉ざし
パキスタン・イスラマバードで20日、テロ。米系高級ホテル、マリオット。死者53人に。
■テロは経済的貧困、教育の欠如のみが原因であろうか。激しい憎悪はどこから来るのだろうか。見えない覇権、皮膚感覚、ある人々はそれを自由の抑圧と感じるに違いない。1941,6月―モスクワの攻防戦。敵軍の接近と空襲に怯える市民。恐怖と憎悪は背中合わせである。ともに広汎に身内、肉親、共同体の中にさえ容易に忍び込み、そして恐怖は理性を溶解する。英雄的行為、パルチザンのかたわら、裏切り密告があり、秩序に反した人々はおびただしい数で冷酷に処刑された。しかし、反スターリンの人々さえこの国難に際して自発的に、衷心から、文字通り生命をなげうってモスクワを守る戦いに立ち上がったのだ。
■クラウゼヴッツ「戦争論」―ナポレオンと戦い、プロイセン軍の改革を進めた参謀将校が著した。近代戦総論の古典。フランス革命を機に戦争は一変した。納税と徴兵である。国民国家の成立と愛国への意識は盛んである。しかし、クラウゼヴッツは戦争は賭け事のようなものだから、戦争の「理論」は不可能だと宣言する。一般則として――
①敵の兵力が2倍以上なら勝ち目はない。兵力はなるべく分散させない。
②戦場の情報は不正確で大抵は誤っている。
③最高指揮官は大勢の兵士の命を預かるプレッシャーでしばしば判断を誤る。
④戦争の目的は、敵の戦闘力を壊滅すること。
⑤戦争は現場を熟知したリアリズムである。
⑥戦争は「他の手段による政治の継続」にほかならない。
戦争は、その時代の最先端のテクノロジーと人間組織とが合体した現象だ。
※戦争を「市場」ないしは「経済」と置き換えてみても通じそうだ。
(橋爪大三郎・社会学者08,9/21日経)
■しかるに、体感不況は長期化し、雇用は不安定化、ネットとケイタイでコミュニケーションも変化した。
もはや歴史や国家といった「大きな物語」に根拠付けられない。確かに「大きな物語」はときとして激しい暴力をうんでしまうこともあるが・・・。(永井朗・フリーライター08,9/21日経)
九月の雨 いつからか九月の雨はあたゝかくセプテンバーレインとかや。今日は降り過ぎ。
2008年9月22日
土鳩 土鳩鳴く朝の体操始まりぬ降ったり止んだりか。
栗ご飯 栗ごはん少し幸せ日曜日妻は栗ご飯を作って、音楽会にボランティアに。
子殺し 秋霖や幸満ゆきまろといふ児愁殺す5歳。母親は病院勤務。
病院で母親と寝たあとで翌日祖母と清掃作業、その後。東金市。日本の隅々で。
子殺し GPSわが子を探す秋の母秋の母狂せるか。
小一、障害児とか。首に掛かる携帯はGPS対応。最も信頼せるお母さんに殺される…。
酒 十七屋には酒売らぬ十六屋(ろじたつ氏)
十六夜は「いざよい」と読みます。いざ!酔い → 居酒屋 (多少こじつけ)
酒 酒飲みの今日は軽くは嘘ばかり(ろじたつ氏)
政治 みのるほど稲穂は私キャラが立つ麻生氏第23代総裁に。
4回目の挑戦。すべて福田さん「私には分かるんですよ」、森ちゃんの筋書き通りか。
蕎麦 珍しや水蕎麦といふ指で食べNHK「鶴べえに乾杯」飯山・富倉地区で吹石さん、。
故郷は市場原理ではなく家族で集まり労働を提供。
蕎麦 富倉に月の雫とおらが蕎麦富倉蕎麦はヤマゴボウの葉の繊維をつなぎに。
近くの街道には親鸞聖人蓮如聖人が通われたとかいう謂れのお堂があり。
一方「正受庵」に関しては辛口の言葉が地元では。
京都 二つの山の間のくびれたところに志賀越ごえ道が通っている。京から近江・坂本方面への最短ルートだ。そこは太古の昔、火山活動で地下からマグマが上がってきた場所だ。マグマの両側の岩は熱で焼かれて固くなり風雨で浸食されずに山として残った。マグマは冷えて花崗岩になると侵食でぼろぼろに崩れて流れ出し、北白川扇状地と呼ばれる地形を作った。志賀越道はその扇状地の地形を縫っていく。祇園も岡崎公園も掘ると白砂が出てくる。水はけのよい扇状地は花作りに適し,花売りが生まれた。「節分の鬼断層を跨ぎゆく」。京都大学のキャンパスに隣接する吉田神社は毎年大変な賑わいに。実は吉田山は断層運動でここ30万年ほど堆積層が隆起して出来た若い山である。だから山中には岩がない。節分の度、鬼が跨いで行くのである。尾池和夫・京都大学総長