《外為コサックダンスレポート》
2008年8月21日
(某ディーラーの独り言)
ドル/円は109.50円の転換線をサポートとしてジリ高局面だったがここにきて逆にジリジリと切り下げの局面。転換線を下抜けると相当な下押しを示現しそうだね。下押しは拾いのスタンスだ。まだまだ……。それにしても、狭いレンジが厭きもせず続いている。
ここのところ、原油価格は落ち着いてきているように見受けられるが何時、先物市場で再度高騰という場面が……。というのも、油売りのアラビア商人達が生産調整に入っているようだからね。しかし、油売りのアラビア商人達も原油価格上昇→ドル下落という構図も実は困る。油を売った代金はドルだからだ→このドルが世界中を駆け巡る投資・投機マネーとなるわけだ→サブプライム問題で疲弊した世界中の金融機関を救済→金は天下のまわりもの。
原油先物の高騰ですっかり悪者扱いの感がある商品先物市場だが自由資本主義マーケットには必要不可欠の市場だ。先日も宴の席で最近の商品価格高騰の元凶はすべて先物市場が悪いと言っていた輩がいたがそうではないのだ。
例えば、生産者が1年後の収穫時に現在1個100円で取引されている林檎を《1年後にも1個100円で売りたいが1年後豊作だったため1個50円になってしまった》というリスクを回避するための市場だからだ。
すなわち、先物市場の機能は将来の商品価格の変動リスクをヘッジするということであり、結果生産者(農家)の生産の労苦も報われるということだ。
投資判断は自己責任で!!