⑪-運動神経なんてありません 姿勢の問題です

〇おまけ3 

 ついでにいうと、運動神経というのはありません。

 姿勢が足を引っ張るんです。

 

 まず後傾している骨盤を前傾させてから動くのでワンテンポ遅くなる。球技においても格闘技においてもそのワンテンポの遅さが命取りになる

 

 これが運動神経のなさと言われるゆえん

 ということは、姿勢を修正すれば、スポーツが得意になれる

 

 

 姿勢のことをスポーツにおいてはフォームや型(かた)と言われるのがこれで、だからこそフォームがスポーツの上達に重要になるのはこのためですし、格闘技においても型が重視されるのはこのためでしょう。

 

 だからテニスの素振りなど初心者に繰り返し行わせますが、この目的は筋トレでもストレッチでもなく、効率的なフォーム=姿勢を体に覚えさせるためのもの。

 

 ということは、スポコンよろしくむやみやたらと繰り返させても意味はないことになります。

 効率的な姿勢=フォームを理解させたうえで、それをプレーヤーが意識しながら繰り返さないとかえって害になってしまいます。

 

 最初の段階でこの指導なしにむやみに繰り返させるので、うまい下手の差が大きくついてしまいます。球技に限らず、空手の型なども同じことが言えます。骨盤が前傾していれば、当然動きもスムーズで、ストレスなく技が繰り出せることになります。

 

 言い方を変えれば、最初に骨盤を前傾させた効率的なフォームを手に入れておけば、筋肉量があまりなくても効率的に動くことができることになります。