みなさんこんにちは、アカデメイアカレッジスタッフの柘榴です。ゴールデンウィークの休校も終わりましてカレッジは通常営業です。
前回の記事にも書きましたが、この一週間の休校期間で隔週の周期がずれているのでご注意を
さて、よくネタにするタロット考察ですが、ちょっと視点を変えてトランプとの比較をしてみましょうか
占い的にあんまり意味はない?ですが、柘榴は結構ゲームとしてのトランプも好きなので、並べて考えてみたくなるんです。
実はタロット&トランプの考察は以前にもちょっと書いています。こちら
内容的には重ならないですが、興味があるという方は読んでみてください
タロット(ここでは小アルカナ)のスートは4種類。
ワンド(棒)・カップ(聖杯)・ソード(剣)・ペンタクルまたはコイン(貨幣)
タロット的にはそれぞれにエレメントが与えられて、それによってスートごとに大まかな意味に分かれています。
ざっくりと解説をするなら…こんな感じでしょうか。
ワンド→火・熱意や生命力
カップ→水・人情や恋愛感情
ソード→風・情報や合理的判断
ペンタクル→地・技術や金銭感覚
この4種類がトランプのスートにどう対応するかというと、以下のようになります。
ワンド→クラブ
カップ→ハート
ソード→スペード
ペンタクル→ダイヤ
さて、タロットの意味はさておき、トランプ的にこのスートの意味を見てみると…
クラブ→知識
カップ→愛
スペード→死
ダイヤ→お金
…という感じに。タロットとイコールではないですね。
ここでそれぞれ絵札の顔の向きに注目してみるとスートに対するそれぞれの立場の興味が見て取れます。
またトランプをめぐる俗説の一つとしてよく聞く話が、このスートが社会階層をあらわしているというものですね。
農民(クラブ)・聖職者(ハート)・貴族(スペード)・商人(ダイヤ)となりますが、それぞれの階級の持ち物を象徴としているのでしょう。
絵札の話が出ましたが、タロットの人物札は階級っぽく描かれていても、実際の占いではそれは社会的な立場や年齢の相対的な違いとして解釈しますね。(ん?それも一種の階級か??)
キング→上司や(自分より)年上の男性
クイーン→上司や(自分より)年上の女性
ナイト→同期や(自分と)同年代の男性
ペイジ→後輩・部下や(自分より)年下の人物
これはトランプになるともっと簡潔で分かりやすくなります。
キング→老人
クイーン→女性
ジャック→若者
先述したスートに対する興味関心は、ダイヤのキングが思いっきりダイヤに顔を向けている(興味あり)とか、スペードのジャックが思いっきりスペードから顔をそむけている(興味なし、むしろ嫌悪)という具合に表現されています。
プレイング・カードという扱いなので、普段トランプの意味なんて考えないですが、注意深く見てみると面白いものですね
トランプの形態は時代や国によってずいぶん違いがあるようなので、ここで取り上げたのは日本で我々にとっておなじみのカードの事にすぎません。使う数字も違ったりするようですからね。
ちなみに…ウィキペディアによると、フランスのトランプの絵札は実在・伝説の人物を当てはめて肖像画みたいになっているようですから、上記の記述は当てはまりません。
スートに関しても、ドイツタイプというものは鈴・心臓(ハートでしょうか?)・木の葉・ドングリとなっていて、スイスタイプのものは鈴・盾・野バラ・ドングリとなっているそうです
なんかカワイイ感じ
…と、つまりタロットとは違うし種類なんかも色々あるみたいという結論になります。
が、カジノで使われているいわゆる「世界の公式トランプ」の形態は我々がよーく知っているトランプ(作っているのはアメリカの会社)なのです。
おなじみのあのカードは世界基準と考えていいんですね