『子どもが伸びる がんばらない子育て』 | 子どもが伸びる がんばらない子育て

子どもが伸びる がんばらない子育て

心理学博士 山本ユキコ 
既刊
『子どもが伸びる がんばらない子育て』(フォレスト出版)
『出産・育児ママのトリセツ』(忘羊社)

2019年4月より キッズ・キッズ折尾保育園 園長就任予定

私は、とても大切な本を出しました。


『子どもが伸びる がんばらない子育て』(フォレスト出版)です。

<日本の子育ては母親への理想が高すぎる>

妊産婦の死亡原因の一位は自殺。児童虐待数も年々増加し、とどまる気配はありません。

でも、ほとんどの人は最初はきちんとした親を目指してがんばって、挫折し、孤立して、さまざまなことから追い詰められた結果なのです。最初から「ひどい親」なんて、いないものです。

追い詰めるものの一つは、日本が親、特に母親に求める理想の無駄な高さです。母親の努力で育児を良くする方法論は、もう行き詰っているのに。

<真面目なお母さんはがんばりすぎてしまう>

初めての子育ては何をしたらいいのか分からず、ネットや本の情報を信じ、いいお母さんになろうと完璧を目指し、がんばりすぎてしまいます。

でも、完璧な子育てを目指すことにメリットはなく、むしろ逆効果になることもあるのです。

<頑張りすぎるよりも、元気でいることが子を伸ばす>

私が20年かけて学んできた学問の世界では、親によるどんな早期英才教育を受けるよりも、母親がただ元気でいることの方が、子どもの発達によい影響があることを示しています。

私は4,000人近くのお母さんの支援と、自分自身の経験から「子どものためにキチンと育児をする」と厳しい顔をした母親が、経験によって少しずつ力が抜けて、笑顔が戻ってくる様子を見てきました。

でも本当は、ママは初めから元気で幸せでいた方が、子どもにとってもいいことなのです。

<母親が元気で、人として幸せになることを良しとする文化に>

私は日本を「子育て中の母が元気で、人間として幸せになることを良しとする」文化に変えたくて、この本を書きました。

 

それは子どもの育ちと両立するだけでなく、むしろ必須なものです。

次の世代の母親が「子育て中が幸せなんて、あたりまえでしょ」と笑顔で言えるように、どうぞお力を貸してください。