私は、とても大切な本を出しました。
『子どもが伸びる がんばらない子育て』(フォレスト出版)です。
<日本の子育ては母親への理想が高すぎる>
妊産婦の死亡原因の一位は自殺。児童虐待数も年々増加し、とどまる気配はありません。
でも、ほとんどの人は最初はきちんとした親を目指してがんばって、挫折し、孤立して、さまざまなことから追い詰められた結果なのです。最初から「ひどい親」なんて、いないものです。
追い詰めるものの一つは、日本が親、特に母親に求める理想の無駄な高さです。母親の努力で育児を良くする方法論は、もう行き詰っているのに。
<真面目なお母さんはがんばりすぎてしまう>
初めての子育ては何をしたらいいのか分からず、ネットや本の情報を信じ、いいお母さんになろうと完璧を目指し、がんばりすぎてしまいます。
でも、完璧な子育てを目指すことにメリットはなく、むしろ逆効果になることもあるのです。
<頑張りすぎるよりも、元気でいることが子を伸ばす>
私が20年かけて学んできた学問の世界では、親によるどんな早期英才教育を受けるよりも、母親がただ元気でいることの方が、子どもの発達によい影響があることを示しています。
私は4,000人近くのお母さんの支援と、自分自身の経験から「子どものためにキチンと育児をする」と厳しい顔をした母親が、経験によって少しずつ力が抜けて、笑顔が戻ってくる様子を見てきました。
でも本当は、ママは初めから元気で幸せでいた方が、子どもにとってもいいことなのです。
<母親が元気で、人として幸せになることを良しとする文化に>
私は日本を「子育て中の母が元気で、人間として幸せになることを良しとする」文化に変えたくて、この本を書きました。
それは子どもの育ちと両立するだけでなく、むしろ必須なものです。
次の世代の母親が「子育て中が幸せなんて、あたりまえでしょ」と笑顔で言えるように、どうぞお力を貸してください。
子どもが伸びる がんばらない子育て
1,404円
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