昨日、牛丼の値上げについて報じられていました。いろいろな所で、少しずつ値上げが始まっているようですね。
2%の物価上昇が達成できるかどうかは別にして、インフレは僕たちの生活レベルを確実に下げていきます。
国民の多くが損しているデフレ脱却。では、一体、誰が得しているのでしょうか。
まず儲かっているのは、輸出型の大企業。デフレ脱却のための大胆な金融緩和で、円安が進みました。輸出企業は国際競争力を増し、利益を増やしているようです。
でも、これは日本国内で暮らしている人たちには、わずかしか還元されません。
輸出型大企業の多くが円高の時、海外への工場進出を加速させてきました。海外の工場ですから、従業員のほとんどが海外の人たちで、給料をもらって潤っているのも海外の人たち。そして、そのお金を使うことで周辺の人たちが豊かになっています。
次に、得しているのは投資家。円安、株高で、特に海外資産を保有している人たちは儲けています。
僕も海外投資家として、かなり利益を上げています。でも、何か釈然としません。
資産が増えているのはあくまで円ベースでの話。
ドルでみた資産はほとんど増えていません。それは僕も同じです。日本株は確かに上がっていますが、それも円ベースでの話であって、ドルに換算してみれば、それほどでもありません。
視点を世界に移せば、欧米はじめ海外の人たちに比べ、日本人はどんどん貧しくなっています。
国際社会の中で生きていると考えれば、僕たちが日本円で得ている給料は、3年前の円高時に年収15万ドルだったとしたら、これが円安によって現在10万ドルにまで大きく減っています。
まあ、今のところ日本で暮らしているのでいいのですか、この先、一体どうなるでしょうか。
