ドルの売り時を考える 1 | BOBOs

BOBOs

Financially Free Person


ドル円は現在117円台後半です。昨日、財務相から急激な円安をけん制する発言があったことをきっかけに若干、円高にふれているみたいです。

昨日、ドル売りのタイミングについて、ご質問をいただきましたので、誠に僭越ながら私見を述べさせていただきます。

現在の水準は、明らかに行き過ぎた円安だと思います。

為替レートを決める要素は、貿易黒字・赤字をはじめ、金利、景気、政治的リスクなど様々です。
最近では、量的緩和(世の中にお金をばらまくことです)と言われる金融政策が、為替レートに大きな影響をもたらしています。

でも、為替レートは、長期的には購買力平価によって決まる、と僕は考えています。つまり、物価が為替レートを決めるというわけです。

購買力平価とは、リンゴ1個が米国で1ドル、日本で100円なら、1ドル=100円が妥当とする考えです。

たとえば、米国でリンゴ1個が1ドルのままでも、日本では物価が下がってリンゴ1個が50円となれば、、1ドル=50円まで長期的には円高が進むことになります。日本は長らくデフレだったので、円高になりやすかったわけです。現在はインフレを目指して、日銀がお金をばらまいていますから円安が進んでいます。

でも、この購買力平価って算出するのが結構、難しいんのです。というより、どういう物価データを使うかによって結果がかなり変わってきます。リンゴが1ドル=100円でも、イチゴなら1ドル=200円ということもありますし、納豆なんかだと価格を比べようありません。

公益財団法人「国際通貨研究所」の算出ですと、ドル円レートは、企業物価(企業間取引の物価)と輸出物価(輸出品の物価)の間に、おおむね収まっています。

10月末で企業物価が99円49銭、輸出物価が73円06銭です。物価にも、いろいろと種類があって話がややこしくなりましたが、1985年(高くなりすぎたドルの是正を目指したプラザ合意の年です)以降、企業物価を大きく超えて、円安が進むことは一時的にしかありません。

このことからドル円の適正レートは、円安局面にあっても、せいぜい1ドル=100円程度と考えられます。

次回に続きます。


{C7924950-B632-44B1-A38B-701CE9A47EB6:01}

ニューヨークです(http://ameblo.jp/aka7021/entry-11891983540.html)。