かなりの人に勧められました、、、。
『anvil』
結成30年を超えるカナダが生んだメタルバンドで、洋楽ロックを
かじった人なら名前は知ってるはず!!
ちなみに同じ名前のTシャツブランドもあって(昔持ってた)
結構好きだったりしました、、、。
Tシャツのanvilはこちら♥
すてきなポージング♥ 時代も感じる、、、
さて、この映画(というかもろドキュメント)、、、
よくあるバンドがスターダムにのし上がっていく様を描いた
お約束ムービーではありません!
というより、結成30年以上にもなってもなお、くすぶり続けている、、、。
普通は3年、長くても5年、目が出ないバンドは淘汰されていくもの
ですがanvilは
『俺たちは才能がある!でも運がないんだ!!だからチャンスが
きたらきっとブレイクする!!』
と自分を信じて疑わないピーターパンのような人たちなのです。
(確かにマネジメントがなってないし、メジャーレーベルからの
発売もないのでもはや1発逆転もなさそう、、、)
焼けるようにアツい10代のバンドマンのような情熱をもった50代の
フロントマン、リップスとドラムのロブの友情がベースとなって
話は進んでいるのですが、バイトで食いつなぎながらのバンド活動に
ツッコミどころ満載!!
独り者ならなんとかなりそうなものですが、ちゃんと家庭もあるし、、、
おそらく観たひとはほとんど
『おいおい、家族もいんだからちゃんと仕事しろ!』
と思っているはず。(リップスの息子がまだ小さくてかわいい!)
でも身内の人は暖かく見守って、応援してます(あきらめてるかも)。
そんなこんなでメンバーは、最高傑作と呼べる新作を完成させるの
ですが、メジャーレーベルに相手にされず、なんと自主制作して
しまうという、、、!
新人バンドならよくある話なのでネタにもなりませんが、キャリア
30年以上の大御所ともいえるバンドの話なので、充分にというか
ある意味ショッキングなドキュメンタリーです!
思えば、バンドに限らず、10代の頃に夢中になったものが何10年も
生活の中心になっている人というのは、何%くらいいるのでしょうか?
夢破れたり、家庭を持ったりと理由は様々ですがほとんどのひとが
リタイアしてしまうはず。趣味として残るくらいが普通、、、。
『anvil』を観ていると、『あきらめない』ことももしかして才能
なんじゃないか?と思ったりします。
友人N君に言われて、心が震えた名言を思い出します。
『俺が評価したいのは結果じゃない。やるか、やらないかだ!』