先日の鬼金棒に引き続き、またしてもお店編。決してネタ切れしてる訳ではございません。今日はお仕事頑張りすぎて、超手抜き夕食だったもんで...


さてさて、このblogを読んでいらっしゃる方々の中で、「いわもとQ」というトンチンカンな名前の蕎麦屋をご存じの方はどの位いるでしょうか?あまりにもトンチンカンな店名なので、蕎麦好きの私でさえ、つい数ヶ月前まで店に入るのを躊躇っていたのですが、一度食べてみたらとんでもなく美味しかったので、今ではすっかりハマってしまっています。


↓コレはTBSのすぐ近所にある赤坂店↓

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一見するとごくありふれた立ち食い蕎麦屋さん(実際は立ち食いではなく、椅子とテーブル席の方が多いんですけど)であるが、このお店は従来の立ち食い蕎麦店とはひと味も二味も違う。上の写真をよ~く見てください。

ありえないお店を目指す店

と書いてあるでしょ?志が高いというか、なんというか。でもね、「立ち食い蕎麦屋」という括りからすると、いわもとQは本当に「ありえないお店」と言っても過言ではないのです。


ありえないポイント①:蕎麦は必ずオーダー後に茹でる

ありえないポイント②:蕎麦だけでなく、天ぷらもオーダー後から揚げ始める

ありえないポイント③:よって、オーダーしてから偉く時間が掛かる!混んでる時は絶望的なほど待たされる...

ありえないポイント④:蕎麦自体が立ち食い蕎麦とは思えないほど美味い!

ありえないポイント⑤:同業者(他の飲食店の店員)と思われる人々の来店率が高すぎ!


簡単に挙げるとすると、こんなところでしょうか。とにかく、立ち食い蕎麦屋風の佇まいなのに、味や見た目が全くチープではないのです。量とかも他の立ち食い蕎麦屋より若干少なめで、フツーの蕎麦屋っぽいです。蕎麦だけでは少々物足りなさを感じるかもしれませんね。そういう時こそ天丼ですよ。これがメチャクチャ美味い!この手の店でオーダーが入ってから天ぷらを揚げるシステムは、非常に手間だと思うのですが、いわもとQは「ありえない店」への挑戦していますね。


私がよく食べるのは、写真の「ミニ天丼とひやそばのセット」で、580円なり。

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ガッツリ食べたい人は普通サイズの天丼や、上天丼なんてモノのセットもあります。

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どうです?食べてみたくなりませんか?蕎麦好きの方なら一度足を運んでみる価値が十分にあるお店だと思います。


お店のHPなんてものが無いので、どういう形態のチェーン店なのかよく分かりませんが、私の知る限り、都内に3店舗ぐらいしかありません。TBSのすぐ側にある赤坂店、新宿通りから一歩入ったところにある麹町店、そして新宿歌舞伎町店です。


私は仕事柄、赤坂店によく行くのですが、本当に同業者チックな人がたくさん来ますよ。ほら、お店の服着てるからすぐ分かるんですよ。いかにもカフェの店員さんぽい人とか多いかなぁ。あと、麹町店で食べてる時も、すぐ隣にある某有名ホテルの従業員が食べに来てましたね...同業者が食べに来るって事は味が良い証拠だと思うのは、私の気のせいでしょうか。とにかくお試しあれ。
連休中にたまたま見た夕方のニュース(テレ朝だったかな?)で紹介されていた、神田にオープンしたばかりのラーメン店・鬼金棒(きかんぼう)へ行ってきました。

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9/17にオープンしたらしいので、ちょうど開店から1週間ですね。テレビによると、長年に渡って麺屋武蔵の主要スタッフとして働いていて、池袋二天の店長をやっていらっしゃった方が独立し、開いたお店のようです。神田西口には武蔵があるので、古巣に挑戦する!みたいな感じで取り上げられてました。


個人的には武蔵系のラーメンはあまり好きでは無いし、池袋二天は一度だけ行って以来、二度と足を向けなかったお店なので、店主様にそれほど思い入れがある訳ではないのですが、紹介されている内容とラーメンの名前を見た限り、このお店のラーメンは私好みの味なんじゃないかな~と思いまして。その名も

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カラシビ味噌ラーメンですよ。

名前だけ聞いてもよく分からないかもしれませんね。説明によると「カラシビ味噌ラーメン」とは、

辛くて
シビれる

味噌ラーメンらしいのです。味噌ラーメンが好きで、辛いモノも大好きな私が行かない訳がありません。しかも、お店の場所が岩本町にある得意先と神田駅の間とくれば、こんな好都合はありません。まるで私を歓迎してくれているかのよう(爆)


お店はカウンター9席しかなくて、かなりこぢんまりとした印象。若干狭い気がしないでもない。メニューは基本的に「カラシビ味噌ラーメン」と「味噌ラーメン」しかない模様。これにトッピングを味玉だ、肉マシだと入れると、それぞれ値段が掛かるシステム。大盛りとかもありませんでした。まさに「これ1品で勝負!」って事でしょうか。ちなみに「カラシビ味噌ラーメン」は780円なり。


一度に4~5人前づつ調理をしているようで、周りの方々と同じタイミングで待望の一品が出て参りました。それがこちら。

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見た目はかなり辛そうだし、美味しそうでした。まずはスープを一口飲んでみる。すると辛さはそこまでありません。激辛好きな私が言っても信じてくれないかもしれませんが、コレくらいの辛さだったら、万人に受け入れられるレベルだと思います。少なくとも、中本の「冷やし味噌ラーメン」や「北極ラーメン」みたいな下品なまでの辛さではありません。(えっと、言っときますが、中本の辛いラーメンは大好きですよ。辛さはかなり下品だと思いますが...)


しかし、シビれは相当のモノ!これは今までラーメンを食べて味わった事がないようなものでしたね。テレビで見た限り、山椒をベースにしたタレを最後に掛けていましたが、この山椒が強烈なシビれを産み出してましたよ。本格的な四川風麻婆豆腐に近いシビれでした。


でも...残念ながらコレだけなんですよ。素人の意見としては、スープにコクが感じられないというか、味噌はいったい何処へ行ってしまったの???って感じで、うま味を見つけられませんでした。見た目の印象はコテコテ風ですが、実際はかなりあっさり目に思えました。意外とゴクゴク飲めちゃったし。


見た目は凄く美味しそうで完璧、「カラシビ」という他店にないジャンルもかなり独創的、あとはスープに味噌っぽさを感じれば、個人的には超!超!超!超!超!お気に入りになるのになぁという感じでした。まだ開店したばかりだし、今後も色々と改良が加えられるかもしれないので、間を空けて再度訪問してみます。なんせ、得意先のすぐそばですし...