うちの義母は
認知症になって施設に入っています。
こちらから出向いていかない限りは
もう会うことはありません。
私の病気のことを知らない人に
「義母が認知症で施設に入っている」と話すと
「えーそうなんだ(よかったねー)」と
優しい笑顔になる人が多いです。
きっと、それは
正直なところ、
羨ましいこと なんだと思います。
そんな言い方をするもんじゃない、
というのはわかってはいますが、
お姑さんのことで苦しんでいるお嫁さんにとっては、
とても大きなことです
例えば結婚して子供を生んで、
やっと子供を高校生や大学生まで育てた頃が、
旦那さんの両親があちこち具合が悪くなる頃、
というのはよく聞くことです…
そして、それらに対応するのは ほぼ嫁。
嫁だから、男は仕事だから、
誰も病院に連れて行く人がいないから、
年寄りには手続きがわからないから…
入院したらしたで着替えを持って帰ってきます。
洗濯してるのは嫁だから、母親だから、
子供の分やってるんだから
ついでにやるくらい負担にならないでしょ…
人から聞いたような、
どこかで散々目にしたような、
そんなことずーっとおかしいと言われているのに
まだそれが主流。
いくらそれを嫌だと言おうが、
おかしいと言おうが、
意見する嫁が悪者 にされるんですよね。
どこでも誰でも言ってるようなことを
ここに書いて何になるんだと思うんですが
そんなみーんなが思っているような
そんな理不尽な状況に、
嫁という立場の多くが
しつこいくらいに悩み続けてる。
きっとこれからも
変わらないと思うんです、この流れ。
変えていくには川幅が広すぎて、
少々の石や
まぁまぁの工事でもどうにもなりません。
それぞれの夫婦で、
それぞれの家で変えていくしかないんですよね
それも難しいなんて、
そりゃみんな疲れた顔になるよ
状況が変わらなくても、
人と話すのが面倒でも、
どこかで、なんでもいいからどこかで
本音を吐き出しながら進んでほしいです。
自分の中に大切に抱え込むようなものじゃない、
嫁として、母として、
その責任感は素晴らしいけど、
自分が壊れてしまうまで抱えても
誰も褒めても、認めてもくれません…。
みんな自分を大切にしてほしいと思います。